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2007年12月 1日 (土)

垣間見た秋

 訪問先が浜松町のオフィスへ移転したので、モノルールの逆の出口とだけ聞いて、初めての場所へ迷い込んだ。JR浜松町の駅から芝離宮公園が見える。ここは、老中大久保忠朝が拝領した屋敷内に造成した庭園。後に紀州徳川家や有栖川宮家の邸宅になる。

 小糠雨に曇ってたけど、銀杏の黄色や楓の紅が鮮やかで、しばし見とれてしまった。少し歩けば竹芝桟橋、高層のビルに登れば東京湾を一望し、振り返れば東京タワー。風もなく穏やかな日だったので、風景の中に溶け込んでいく感覚。こうした時間が好き。

 仕事柄もあるけど、都内を歩く機会は多い。忙しければ地下鉄を乗り継ぎ、ビルの谷間を急ぐが、少し余裕があると、そこかしこに歴史の佇まい。築地から日本橋を抜け、浅草まで歩いたことも。路地裏に迷い込むと、小さな祠に出会ったりするのも嬉しい。

 どこの土地を訪れても、それぞれに歳月の重みを感じるが、東京は意外と狭い地域に、さまざまな仕掛けが準備されてる。若い頃は通り過ぎてしまったが、ゆっくり歩くと味わい深く、一つひとつに人の思いが宿ってるようで、いつまで経っても飽きない。

 仕事の合間に楽しみを見つけながら、少しだけのんびりできるようになったのも、50の坂を越えたからかも。ほっとする感覚を持てると、仕事に対しても前向きになれる。生きてるのは、やっぱり素晴らしい。些細なことの一つひとつが愛おしい。

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