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2007年11月15日 (木)

老舗の看板

 福岡の岩田屋で販売された菓子の賞味期限切れに始まり、但馬牛や地鶏の偽装に至るまで、船場吉兆の不祥事が次々と暴かれてるのに、経営陣はすべて責任を転嫁し、自分たちも被害者のように主張する。グループ他社からの発言も聞こえてこない。
http://www.yomiuri.co.jp/feature/fe8200/index.htm

 吉兆は、新喜楽、金田中と並ぶ日本三大料亭と称されるが、創業は1930年と浅く、創業者である湯木貞一氏が名人とされたことから、日本料理の最高峰に位置付けられてる。息子たちに暖簾分けして、今では5社が吉兆を名乗ってるが、それぞれに独立した経営。

 そうは言っても私たち庶民は、吉兆と名付けられたら同じに受けとめる。よほど奮発しないと手が出ないのに、それが偽物かもしれないと思ったら、踵を返す人も多かろう。まして船場吉兆の経営陣による会見は、居直った状態でますます心証を害する。

 船場吉兆に対し、何らかの手を打たないと、他の吉兆も共倒れになるばかりか、日本料理そのものの価格に説得力が失われる。コンビニ弁当と同じなら、誰も足を向けないと気づいてないか。老舗と呼ばれるのは大変だが、それを維持するのはもっと大変。

 お坊っちゃまばっかりで、危機意識がないとすれば、吉兆の命運も尽きるのか。経営陣の主張がすべて正しかったとしても、それを管理できずに吉兆の名で売ったのは、誰であるかを自らに問い直さないのか。吉兆の名に泥を塗ったままで放置するのか。

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» 船場吉兆、やはり会社ぐるみ。パートがそんなことやっても全くメリットないもんね [ファイナンシャルプランナー世界に思いを巡らす]
船場吉兆の福岡市の百貨店岩田屋に出していた店舗で販売していた商品の製造日偽装の問題ですが、やはりパートの授業員は会社に指示されてラベルの偽装を行っていたようですね。報道によると、くだんのパート従業員が吉兆で働き始めたときはすでに偽装は仕事として恒常的に行われていたということです。それもこの会社の取締役が指示していたということ。そりゃあ、一パート授業員の女性が、吉兆のためを思って偽装する、なんてことはど�... [続きを読む]

受信: 2007年11月15日 (木) 07時04分

» 船場吉兆の不祥事に思うこと [横須賀・逗子市・葉山町・鎌倉市・横浜で自然素材の内装リフォーム専門]
船場吉兆の不祥事 船場吉兆の不祥事、やっぱりというか、経営トップらの指示で偽装していました。 しかも、たちが悪いのは責任をパートさんに押し付けていた事。いわゆるトカゲの尻尾きりですね。 神奈川新聞の記事によると、船場吉兆の取締役はそのパートさんに ...... [続きを読む]

受信: 2007年11月15日 (木) 20時20分

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