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2007年10月19日 (金)

人生論の復権

 テレビや新聞の報道を見ても、上から下まで自己中心的で短絡的な事件が多い。平気で嘘はつくし、約束は守らないし、モラル感覚は小学生未満。亀田父子の謝罪会見で、「負けたら何を言われても仕方ない」と協栄ジム会長の発言が、時代を象徴してるかも。

 突然に辞任した安倍政権の背景には、選挙で安定多数を得たから何をやっても許されるという論理。参院選で敗北を喫したら一転して話し合い路線。さまざまな分野で、その場凌ぎのご都合主義で、自分で自分の首を絞めるケースが増えてるような気がする。

 結果だけを評価するから、裏表があるのは当たり前。プロセスを問わないから、経験が財産に繋がらない。浮くも沈むも刹那的、成功した人が伝えるのは、いかにしてチャンスを掴んだか。清く正しく生きる人は愚鈍と蔑まれ、誰も怪しもうとさえしない。

 私たちの先人がどう生きたか、生きることと向き合ったか。少し前の日本には、お手本になる人がたくさんいた。銭や金でなく、その生き方を学ぼうとする人たちも多かった。表面だけでなく、公私ともに高潔で、頭の下がる思いをする人たちを見直したい。

 いかに生きるか、何を大切にするか。巨額の富を手にして、酒池肉林に溺れるのが、唯一の成功と意識に刷り込まれてないか。それを手に入れられなければ自暴自棄になり、世の中に背を向けていないか。一枚の紙の裏表、どちらに転んでも淋しすぎる。

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