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2007年8月 5日 (日)

余計なお世話

 漫画家の楳図かずおさんが、新居の外壁を赤と白で塗ろうとしたら、近隣の住民が美観を損ねるとして、裁判所に建築差し止めの仮処分を申し立て。自分の趣味に合わないからと、私有地の個人住宅にまでケチをつけるとは、いったい何様のつもりなのだろうか。

 色やデザインは理屈じゃないから、好きもあれば嫌いもあるのは当たり前。楳図さんの漫画にしても、熱狂的なファンもいるけど、虫酸が走る人もいるだろう。赤と白のストライブがお気に召さないのなら、お祝い事の垂れ幕にもクレームをつけてるのかな。

 個人の意見を主張するのは自由だし、イヤなことはイヤと口に出すのは構わない。だけど根拠のない感情論を振りかざし、権力の手を借りて個人の自由を侵すのは如何なものか。自分が逆の立場で強制的に壁を塗り替えるよう命じられたら、どんな気持ちなのか。

 テレビ画面に登場したのは、私より人生の先輩に見える。ものの道理がわからない年代ではなかろうに、今まで周囲にどれだけ甘やかされてきたのか。ガマンすることを覚えずに、年齢だけが大人になってしまった。イヤなら見なきゃ良い。単にそれだけのこと。

 社会というものは、個人を基盤として形づくられるけど、それは声が大きい人の傍若無人を許すということじゃない。人の塀の色にまで難癖をつけて、それが罷り通ると思い込む無神経、楳図さんがお気の毒。この手の人が増えてるように思うのは気のせいかな。

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