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2007年8月19日 (日)

リチウム電池

 松下電器産業系列の松下電池工業が、携帯端末向けに製造したリチウムイオン電池で、発熱などの不具合が発生したという。リチウム電池の世界シェアは、ソニー、三洋電機、松下で6割を占めてるというが、昨年、ソニーが960万個、三洋電機が130万個の回収。

 今回の電池は、フィンランドのノキア・ブランドとして製造されてる。国内の16万個を含めて、世界で4600万個が無償交換を迫られてる。そうは言っても報告されてる事故は、国内で2件、世界中で100件、どの程度の事故なのか詳細は報告されてない。

 このクラスの企業なら、当然ISOは取得してるだろうに、公表までに8ヶ月を要したのは、競争が激化する業界事情なのか。使用条件を明記することで、クレームを回避できなかったのか。ノキアにしても、松下電池にしても、経営に影響を及ぼす費用は必至。

 こうした事件が報道されるたび、疑問を抱くのは企業の製造責任の範囲。使い方に問題はなかったのか、価格と品質のバランスはとれていたのか。世の中に完璧なものなどないと考えてるから、大上段に正論を吐くだけでは問題を解決できないような気もする。

 その一方で技術立国として高く評価されてる日本が、どこかで螺旋が緩んできた印象も強い。コスト削減を急ぐ余り、中小企業の育成を怠り、ドーナツ化現象を引き起こしてきたツケが、さまざまな業界で回ってきたのではないか。初心に戻らないと大変。

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