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2007年8月12日 (日)

故郷は遠くにありて

 室生犀星でなくとも、生まれ育った土地は懐かしく、大切な人と繋がる風景が広がる。写真を胸に抱いて、悲しく謳うのも人生だけど、戻れるときに戻りたいのが人情。かくして日本列島は大渋滞、都市で暮らす人たちが、故郷を目指して移動中。

 小賢しげに嗤う人もいるけど、旧盆の季節に故人の魂を迎え、思い出を語り合うのは、日本人に欠かせない行事。今年は和義の新盆で相模原へ、父母が暮らす大宮へも。たまたま近いというだけで、遠くに故郷があれば、間違いなく大渋滞の列の中にいる。

 仕事の都合などで、今じゃなきゃ休めない人も。海外や国内の旅行もピーク。混んでるときに、混んでる場所へ、それでも家族の笑顔を見たいから、お金を掛けて、時間を掛けて、身体は疲れるけれど、心を遊ばせたいから。それはそれで微笑ましい光景。

 今さらながらに思うけど、人は自分のためなんかに生きちゃいない。大切な人のため、身近な人のため、骨身を削って踏ん張る。その気持ちが形になって表れてるうちは、日本人を信じて良いような気がしてる。話せばわかる土壌が耕されてると考える。

 やっとのことで故郷にたどり着き、とんぼ返りで生活の拠点へと戻る。不合理なようだけど、それで活力が満たされる。大切なものを、もっと大切にするために、何を考えどう動けば良いのか、日常の中で一歩踏み込めば、それぞれの明日が変わっていく。

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