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2007年6月 9日 (土)

迷い道

 時代の感覚に応じられなきゃ、どの世界でも淘汰されるのが掟。既得権を持つ人は、昨日と同じ明日が続くことを望むが、それを認められるのは絶対的多数の支持を踏まえてのこと。他人の幸せを土足で踏みにじり、私利私欲を貪れば許されない。

 基本になるのは社会での役割を果たし、正当な報酬の範囲内で生活を営むことだが、何を社会が求めてるのか、どこが適正な報酬なのか、その辺りは不透明。人は皆、自分に都合良く考えるから、明らかに法令に違反してなきゃ、恥じることはないと思い込む。

 しかし本当のことを言ってしまうと、法令がいつも正しいとは限らないし、社会正義が適切に機能する保証もない。とりわけ私たち一人ひとりは、目の前で起きてる現実さえ、目を背けて見ない振りをする。自分の身に危害が及ばなきゃ、しょせんは他人事。

 だからといって仙人でもあるまいし、社会を捨象して独りでは生きられない。今は遠い問題でも、巡り巡って当事者になる。そのときに声を荒げても、蟷螂の斧では力及ばない。人生は何が起こるかわからない。僥倖ばかり訪れるわけもない。

 最初の作業は自分を律すること、そして社会への参加意識を生活に根づかせること。できる範囲で、やれることをやれば良い。大事なのは社会を外化させず、そこに関わる当事者として強く意識し、間違っていても自分の意見を堂々と述べること。

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