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2007年6月19日 (火)

苦しい思いこそ

 しばらく会わなかった人からメール、心と身体を患って入退院を繰り返し、半年ほど休職してたとのこと。まだ20代だから気持ちも純粋で、創業社長の長男という立場もあって、何もかも自分一人で抱え込んでしまったのだろう。辛く厳しい歳月を過ごした。

 それでも、その間の経緯も含めて、私に連絡してくれたのは、もう大丈夫というメッセージ。袖振り合うも他生の縁、私の講演を聞いてくれて、控室に飛び込んできたのが最初。真っ直ぐな姿勢が潔くて、私も歯に衣着せずにアドバイス。結構きつかったかな。

 連絡が途絶えていたのは、忙しいからと思い込んでたし、来る人は拒まず、去る人は追わないのは、私の毎日のことだから、さほど気に留めてなかった。彼は彼なりに私を卒業し、さらに高い場所を目指してる。そんな風に割り切るクセが身についてた。

 その間に彼は病床で、私の言葉を噛みしめ、孤独に闘い続けて、自らの力で苦境を越えた。少しばかり長く生きた身で見れば、これから人の上に立つ者として、彼は絶対に必要な財産を手に入れた。苦しんだ者でなければ、人の心の痛みは察せられない。

 スキルやノウハウは学べば得られるし、人の力を上手に借りられる。でも人としての器は、自分で磨かなきゃ育たない。苦しさに潰される人もいるけど、胸突き八丁を克服した後は、前途洋々とした未来が開けてる。年の離れた友人の成功が見えるような気分。

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