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2007年6月18日 (月)

父の日だとか

 朝一番で娘からメール、別便でシャツも届き、こんなときだから流せば良いのに。文面では気丈に表してるが、行間からは苦しい思いが伝わってくる。携帯で返信するのは苦手なので、電話を掛けるとすぐに孫と交代。孫は婆ちゃんと代わってほしいらしい。

 妻も気遣ってくれて、お昼は私のリクエストで万世へ。注文したのはステーキじゃなく、若い頃から食べ慣れたハンバーグ。娘が小さいときは、これが一番の贅沢だった。噛みしめると肉汁が溢れ、幸せな日々が脳裏に甦る。笑顔ばかりを思い出す。

 夕方になると風も吹いてきて、妻と二人で近所を散歩。木漏れ日の林を抜け、住宅街から茶畑まで。車で通りすぎると気づかない風景の変化が、ゆっくりと歩くと目に飛び込んでくる。娘の手を引いて遊んでから、すでに四半世紀の歳月が流れてる。

 子宝に恵まれたのは一人だけだったが、年頃に育つのは当たり前と考えてた。それがどれだけ幸せなことか、つくづくと思い知らされる。娘も遺された孫を慈しむ気持ちが強まり、周囲に対する感謝を忘れないようになってる。それがやけに心に染みる。

 父の日は父のためのものじゃなく、父にしてくれた妻と娘を思って、足りないところを確かめるためのもの。そんな気がして、妻と烏龍茶を飲む。静かな時間の有り難さ、心に刻んでおかないと。来週にでも、娘の顔を見に行こうかな。

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