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2007年6月21日 (木)

パラダイム

 人はそれぞれの知識と経験を踏まえ、固有の思考の枠組みを持ってる。それは歴史的事実や時代状況、置かれた環境に影響されるけど、自分自身の人生の歩き方に応じるから、そう簡単に修正できるもんじゃない。拡大や縮小は利いても変形できない。

 ところが新しい思想に出会うと、パラダイムの放棄を求められることが多い。水で満たされたコップに酒を注ぐには、水をすべて捨てる必要がある。少しでも水が残ってれば、どれだけ芳醇な酒を加えても、酒本来の味が損なわれるという理屈。

 そもそもそれが酒かどうかは、従来のパラダイムで判断する。すでにパラドックスだが、そこを踏み越えるのは直感力。ピンと来たら全身全霊を委ね、新しい可能性にすべてを懸ける。仏教では一念発起、妻子を捨て出家した高僧の列伝が遺されてる。

 一面の真実を示唆してるのだろうが、私のような臆病者には到底無理。今までに培った知恵と経験値で、石橋を叩きながら世を渡るしかない。それで時代のスピードに追いつけなければ、各駅停車でゆっくりと進むだけ。論を積み重ねないと納得できない。

 確かに従来の発想だけでは、今の時代を切り取れない。何を基準とするのか、価値観の変容も迫られてる。でも、細かく見ていくと歴史は連鎖して、種を蒔かない土地に実は結ばない。たとえ間違ったとしても、私は私が認識できる道を歩くだろう。

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