« 苦しい思いこそ | トップページ | パラダイム »

2007年6月20日 (水)

理念について

 人も組織も社会的存在で、認知を求めるなら、理念を求められるのは当たり前。理は「ことわり」で、念は「想い」だから、社会に通用するだけの想いがあるかを問われる。しかし、この「想い」というのが厄介で、ホンネを吐露すれば良いってもんじゃない。

 たとえば楽して儲けるために事業を立ち上げたとして、それを前面に押し出すには、相手にも同じ権益を与えなきゃ同意を得られない。マンツーマンなら説得できるかもしれないが、社会全体に投げ出したらいかがわしさが先に立つ。皆が楽して儲かるわけがない。

 それなら視点を切り替え、不合理なシステムを合理的に改善し、社会に余剰をもたらすなら、そこに富が集まっても納得できる。言葉遊びじゃなくて、パラダイムの転換。人が何を目指してるのか、そこにどれだけの人を巻き込めるのか、想いが違ってくる。

 自分に富を集めるために、他人を犠牲にする発想は、一時的に成功しても長続きしない。その理由は簡単で、社会に受け入れられる理念がないから。自分のやろうとしてることが、他にどのような影響を及ぼし、多くの幸せへ結びつくかどうかを問い直さなきゃ。

 だからといってタテマエじゃ、人の心を震わせられない。自分のホンネが人として正しいか否か、常に生きざまを試されてる。やるべきことを高く掲げ、それが支持され認められ、その結果として成功するのでなきゃ、これからの時代に間違いなく淘汰される。

|

« 苦しい思いこそ | トップページ | パラダイム »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/99210/6846431

この記事へのトラックバック一覧です: 理念について:

« 苦しい思いこそ | トップページ | パラダイム »