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2007年6月15日 (金)

米屋の羊羹

 両親が成田山をお参りしたとのことで、お土産に頂戴した米屋の羊羹、渋い煎茶によく合う。妻は一切れ食べるのがやっとだが、私は好物なので食べ過ぎる。子どもの頃は甘味が少なかったので、とりわけ上等なお八つだった。今はもう遠い昔の話。

 幸いなことに両親とも健在だが、年老いてない感覚で自転車に乗る。若い人のように音楽を聴いてたり、携帯に夢中になってたり、無鉄砲なスピードを出したりしないが、それでもヒヤリとすることはあるらしい。私は車を運転するから、わかるような気がする。

 歳を重ねるほど反応が鈍くなり、集中力も弱まって、自分が思うほど素早く動けない。それは悪いことじゃないけど、自分でわきまえないと、危険に身をさらしかねない。そんなことを考えたのも、小田急線の駅で同年代の女性が重傷を負ったから。

 駅のホームで次の電車を待つのは退屈だから、駆け込み乗車する気持ちはわからなくもない。だけど閉まったドアを無理矢理こじ開けて、発車時刻を遅らせるのはルール違反。車掌だけを責めるのはお門違い、大人の分別で行動を慎めば、何も起こらなかった。

 歳を重ねれば体力は衰えるけど、それだけ知恵と経験は蓄えられる。それを活かして身を守り、世の中の役に立たなきゃ。若い頃は頬張った羊羹だって、今はゆっくりと味わえる。失ったものを嘆くより、今できる喜びを噛みしめ、自分のペースで動けば良い。

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