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2007年6月 5日 (火)

モノローグ

 抜けるような空に、すでに陽射しは鋭い。いつの間にか初夏は訪れ、見渡す限り眩しく光ってる。汗ばむ肌に、吹く風が心地良い。このままぼんやりと漂いたいが、仙境へ至るには早過ぎる。人と人の間にこそ、私の生きられる場所がある。

 来る人、去る人、通り過ぎる人、遠くから私を見つめてる人、それぞれの思いの中で、私は活かされてる。いつまで生きるのか、どこまで歩むのか、それはわからないけど、自分の足の重さを確かめながら、ゆっくりと大地を踏みしめる。

 ときどき立ち止まり、あるいは後退り、なかなか前へ進めないけど、それでも良いんだ。歩いてる実感があれば、必ずどこかへたどり着く。そこでまた考え、いくつかの道のひとつを選ぶ。そんなことを繰り返しながら、やがて老いていくのだろうな。

 道がなければ草を分け入り、河に遮られたら泳いで渡り、その気力があるうちは大丈夫。山を越え、谷を越え、へばりながらも突き進む。もっと平坦で楽な道もあるし、歩かずとも済むかもしれないが、これが私の選んだ道、無器用でもこだわり続けよう。

 それが細くとも、私が歩いた後に道ができ、続いてくれる人がいたら嬉しいな、歳月を経た後で、誰かが見つけてくれて、利用してくれるかも。そんな先のことなど、わかりゃしないから、今はただ信じて、ひたすら道を極める。それが幻であっても。

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