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2007年3月13日 (火)

疑わしきは罰せず

 東京証券取引所は、不正決算で管理ポストに移されていた日興コーディアルグループについて、上場の維持を決定した。これを受けて大阪および名古屋の証券取引所でも同じ決定。不正会計が引き金で上場廃止となったカネボウや西武鉄道と比べ、企業全体で不正に関与した確証を得られなかったから。

 結論を先に言ってしまえば、社会制裁としての上場廃止には賛成できない。カネボウや西武鉄道にしても、経営陣が総入れ替えし、再スタートを切る決意を示すなら、大多数を占める社員のために、チャンスを与えるべき。その企業を支持するか否かは、市場が決めれば済むことじゃないか。

 当たり前の話だが、会社は法人であって、具体的な個人ではない。たとえ企業ぐるみに見えても、経営トップの決断に逆らえないのが組織の論理。その一方で築き上げた有形無形の資産価値は、紛れもなく存在している。社会に貢献できる基盤は整ってるなら、後はそれをどう活かすかの問題。

 言い古された言葉だけど、組織は人である。人が変われば組織も変わる。事業目的そのものが反社会的なら論外だが、そうでなければ可能性を評価したほうが良い。利益を生み出す資質があるなら、今までのプロセスを捉え直して、社会の中で活かせるように指導するのが最善。

 坊主憎ければ袈裟まで憎い。その気持ちはわからなくはないけど、冷静に考えれば、今まで日本経済に貢献してきたプラスの側面も、かなりあったのじゃないか。これは、不二家なども同じこと。悪いことは糺さなきゃいけないが、感情的なバッシングだけじゃ、元も子もなくしてしまう

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