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2007年3月26日 (月)

近頃の若いのは

 厚生労働省の調査では、日本の自殺者は03年から3年連続で3万人を超えてる。イジメを苦にした小学生から、生活に疲れた高齢者まで、報道されるたびに悲しい思いに襲われるし、公的機関を中心にさまざまな形で自殺防止のキャンペーンも張られてるが、自殺者を振り向かせられないのが現実。

 そうした状況をわかったうえで、できることをやりたいと、30歳の青年が行動を起こした。渋谷で商品開発などを手掛けるコンサルタント会社経営のオキタリュウイチ氏。オキタ氏は女子高生を対象に「ヘブンズパスポート」という企画を仕掛け、15万冊を売り上げた実績を残してる。

 これは、善いことをするたびにシールを貼り、100枚集まると願い事が叶うとするもの。口コミで広まったわけだが、大上段にモラルを説くより実効性が高い。善いとわかっていても、やりなさいと言われたら、背を向けたくなるのが人情だから、オキタ氏は優れたプランナーとわかる。

 自殺の原因は人間関係での疎外や金銭問題、その解決方法を紹介したチラシを5万枚印刷して、30日の午前中から渋谷の街頭などで配布。それを読んだ人がコピーして手渡したり、新しいアイデアを寄せたり、内容を充実させて月に1度はチラシを配布し、草の根的にメッセージを伝えていく。

 大切なのは一歩を踏み出すことで、結果を恐れてはならない。大人たちが身を以て示すべきを、若い人が肩に力も入れず動き始める。大学生なども巻き込んで、すでに種は蒔かれている。冷ややかに見守らず、若い人の背中を追って、私たち大人もできることをやろう。まずは問い合わせることから。

info@posi-media.net

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