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2007年3月12日 (月)

責任と権利

 年間4千時間を超える長時間労働で鬱状態になり解雇、総合建設コンサルタント会社に勤めてた30歳の男性が、損害賠償や未払い賃金など1,300万円の支払を会社に求める訴訟を起こすという。長時間労働をさせたことそのものを違法行為として、企業責任を問い賠償を求める珍しいケース。

 どのくらい働いてたのか、年間4千時間で計算すると、毎週日曜日は休んだうえで、毎日13時間ということになる。朝の9時に出社して、夜の10時に退社するなら、私の若い頃と比べて楽なもの。ましてコンサルタント会社なら、問われるのは定量でなく、質としてのアウトプット。

 この会社の指導教育や社員管理はわからないから、迂闊なことは口にできないが、入社した後から適性がないとわかるケースは少なくない。標準的な社員が8時間で達成する業務で、13時間を要していたと仮定したら、その責任は組織にあるのか個人にあるのか、判断は微妙なところ。

 02年12月頃から体調を崩し、03年4月からは自宅療養と復職を繰り返し、05年12月に解雇されたというから、会社の側では随分と長期に渡って辛抱してきた。自律性を求められる職種と考えれば、戦力にならない人材を抱え込むのは難しい。休職期間の給与を減ずるのも適正な処置だろう。

 当たり前の話だが、どんな仕事に就くにしても、自分の都合に合わせられない。能力も高めなければならないし、体調も含めた自己管理も必要。歌手になりたい人が、プロダクションと契約しても、歌手になれると約束されるわけじゃない。権利を主張するなら、責任を果たすのが前提。

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