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2007年3月11日 (日)

伝える難しさ

 全日本テレビ番組製作社連盟(ATP)は、加盟する番組制作会社88社を対象に、捏造問題を受けての緊急アンケートを実施。12問の自由記述式で62社が回答。『あるある〜』に孫請けとして関わった制作会社は、1本当たりの制作費は860万円で、10年間で半減したと明らかにしてる。

 制作費そのものが高いのか安いのか、私たち素人に判断できないが、バラエティ番組など無駄なお金を掛けすぎてるのは事実。ぽっと出の芸人がベンツを乗り回したり、需要があると言えばそれまでだけど、お金の感覚がちょっと普通じゃないような気がする。その辺りも考えるところじゃないの。

 それより問題なのは、結論が先にあること。とりわけテレビというメディアは、わかりやすさが身上だから、番組のエンディングには落としどころが必要になる。ドラマやバラエティでは計算できるが、報道や情報番組では不測の事態も予測できるのに、それじゃ番組が成り立たないのも本当のところ。

 そこで責任を回避するため、コメンティターなる役割が登場。テレビ局の意見じゃ問題を生じるが、個人の意見として伝えるならOK。クロシロをハッキリさせる人ほど、コメンティターとして人気がある。言ってしまえば視聴者が望む結論へ、どうしても導かなきゃならない構図。

 こうしたミスリードのパラダイムを、根本的に問い直さないと、視聴者が満足する結論が先に決められる。それが世論として定着すると、社会そのものがミスリードされる。悪循環を断ち切るのは、視聴者一人ひとりの意識。自ら好んで踊らされてることに気づかなきゃ。

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