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2007年3月25日 (日)

対岸の火事じゃない

 経営再建中の西武HDは、子会社のプリンスホテルなどが年度内に売却を目指してきたリゾート施設40カ所のうち、12カ所を廃業すると発表。売却が決まった28カ所は11億円の損失になってるが、それでもキャッシュフローは改善されるから、西武本体としてはプラスの結果なのだろう。

 廃業が決まったのは、ほとんどがスキー場。今年は暖冬の影響もあったけど、それ以上にバブル期ほどスキー場に足を運ばない。ゴルフ場は売れたようだが、こちらも競争は厳しく、クローズも少なくないように聞いてる。地方自治体の箱物や社会保険庁のグリーンピアなども脳裏に浮かぶ。

 06年末の国の借金は832兆2631億円、国民1人当たり651万円という。それで驚いていられないのは、地方自治体の借金が167兆円あること。遊べる施設を準備して、全国的に告知すれば、人が集まる時代は終わった。山河を掘り起こし、廃墟を遺して、莫大な借金だけが肩に重くのしかかる。

 歳出の見直しは当たり前として、それだけでは問題を解決できない。どうすれば人が集まり、経済を活性化できるのか、それぞれの地域に根ざして、持ち味を捉え直すこと。その土地で働く楽しさ、暮らす喜びの源泉を、徹底的に絞り込むこと。そのうえで良さを全国へアピールしなきゃ。

 東京を軸として考えず、故郷の歴史と文化に目を向け、自然と共生する意識を育む。日本人がどのように生きてきたのか、もう一度向かい合わないと、借金を返すどころの話じゃなく、日本そのものが消えてしまいかねない。過去を振り返るのは、未来を築くためと、腹を据えなきゃならない。

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借金する場合に最初に問題となるのは、どこから借 りるかということです。 私は以前パチンコに凝ってしまい、サラ金から借金をしたことがあります。その時のことを 考えると今でも冷や汗が出ます。 パチンコ屋で手持ちの金がなくなり、帰ろうとしたときです。 同じ建物にテレビコマーシャルでよく見かけるサラ金の無人契約機があることを知り、軽い気 持ちで借金しました。 結局その日だけでパチンコ屋とサラ金を二回往復し、五万円を借金し�... [続きを読む]

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