« JALの本気 | トップページ | 70歳まで働ける »

2007年2月 9日 (金)

長野県のダム

 田中前知事が脱ダム宣言を発表した長野県、現在の村井知事に代わって再びダム建設を表明。山間部が多く、河川も多い地域だから、治水は大きなテーマとわかる。だけどその理由が、国土交通省からの補助金を活用するというのは、いささか引っ掛かる。どこを経由するにせよ元々は税金。

 本当にダムは必要なのか、それとも目的はダム建設で、地元の建設業界を潤わせ、経済を活性化するのが狙いか。それならそれで構わないが、ダム建設で自然環境を破壊し、圧倒的多数の長野県民にマイナスをもたらさないか。次世代への影響は懸念されないのか。その辺りは見えない。

 予定されるのは穴あきダムと呼ばれる構造で、通常は水の流れを堰き止めず、増水時だけに穴を塞ぐという。田中前知事が中止したときは、利水も目的としたダムだったけど、それに比べると環境への負荷は少ないという。日本で完成してるのは、島根県の益田川ダムだけらしい。

 地方自治が恐いのは、首長が代わると流れも変わること。それによって人が集まったり、離れたり、街の風景も違ったものになる。風光明媚な土地が数多く遺されるのは、旅人にとっては嬉しい限りだけど、そこに暮らす人にとっては利便性が必要になる。その兼ね合いも微妙で流動的。

 ダムを建設するなら、そのプロセスを透明にして、利権を貪る人を許してはならない。時代の流れは公明正大を求めてるから、少しでも不正の匂いを嗅ぎつけたら、日本中からバッシングの嵐が渦巻く。賢明な村井知事なら、言うまでもなくわかっていて、たとえ一円でも私腹を肥やさないだろう。

|

« JALの本気 | トップページ | 70歳まで働ける »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/99210/5269476

この記事へのトラックバック一覧です: 長野県のダム:

« JALの本気 | トップページ | 70歳まで働ける »