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2007年2月17日 (土)

育てる時代

 楽天が発表した6年12月期の連結決算で、営業利益は前年比16%減の291億円、株式上場後初めての減益。今年創業10周年を迎える楽天にとって、新たな成長戦略を問われるが、三木谷社長はこれまでの拡大路線から、事業を育てる時代へ入ったと位置付けてる。この辺りの嗅覚は流石である。

 売上高は過去最高で、前年比56%増の2,032億円、楽天市場の売上は1.5倍、その決済に関わるクレジット部門の売上は1.7倍、基幹となる部分はこれからも成長を見込める。伸び悩んでるのはポータルメディア部門だが、ここでも辛うじて黒字を確保。要するに、成長のカーブが鈍化しただけ。

 しかし一方では、既存企業の買収だけでは、限界が訪れる象徴のような気もする。今までは時代の潮流に押されてきたが、これからは人材を育て、事業を育て、新たな潮流を生み出さねばならない。それをわかってる人だけに、三木谷社長が次にどのような手を打つか、否が応でも注目せざるを得ない。

 諸々の企業の不祥事が頻発するのは、さまざまな要因があるにせよ、クオリティの劣化は明らかなところ。その根底にあるのが人材の質。知識量は増えたかもしれないが、人としての力は身につけてないから、状況の変化に対応して組織を守れない。その重要性をわからない経営者も多い。

 事業を育てるためには、人を育てるのが基本。人は教えられなければ育たない。学校教育に根本的な疑問を投げかけられてる時代に、社会人となってからの教育を放棄すれば、その組織に未来がないのは明々白々。近視眼的に経営を捉えずに、人を教え育てることで百年の計を立てるべき。

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