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2007年2月23日 (金)

何が問題なのか

 小型ガス湯沸かし器による死亡事故で、松下電器産業でも86年以降に27件、48人の死亡が確認されたと、日本ガス石油機器工業会の調査で明らかになった。松下を含めた大半のメーカーは、製品に起因する事故ではない理由から、事故を公表しなかったと報じられてる。

 ストーブやコンロなども含めたガス器具による一酸化炭素中毒死は、86年以降で129件、199人。内訳は松下とパロマが39件、ノーリツとリンナイが16件、死者の数は松下が66人、パロマが58人、ノーリツが28人、リンナイが23人。メーカー数は14社。なるほど、ガス器具には危険が潜んでる。

 わからないのは、だからどうなのか。たとえば交通事故は毎日発生し、死亡事故も決して少なくないが、明らかに製品に欠陥がある場合は別として、そうでなければどこの車かなど、誰も問題にしていない。どれだけ優秀な製品でも、使い方を誤ったら重大事故に繋がると、誰もが知ってるから。

 ガスだって同じじゃないか。ひと昔前までは、ガスタンクだって爆発した。エネルギー資源として重要だけど、危険も孕んでるから慎重に扱った。電気だって粗雑に扱えば、漏電して火災を引き起こすのは常識。ガス器具だけをターゲットにして、ネガティブキャンペーンを張る意味はない。

 松下は石油温風器の一酸化炭素中毒死事故では、製品に欠陥があったとしてリコールし、かなり長期的な告知活動を展開したのは周知の事実。起業としての責任感がないとは思えない。何もかも企業を悪者にして糾弾するのは、問題そのものをすり替えた発想じゃないか。

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