« 物騒な世の中 | トップページ | JALの本気 »

2007年2月 7日 (水)

誰と闘い続けるのか

 アメリカがテロとの闘いで費やしたのは、第二次世界大戦に次いで史上二番目の巨額。今年10月からの8年度予算で国防・国土安全補償費は66兆5千億円、さらにイラクを中心としたテロとの闘いでは、今年度補正予算も含めて29兆4千億円。いかに大国といえども潤うのは軍事産業だけ。

 中間選挙で圧勝した民主党を筆頭に、世論は戦争終結を願っており、イギリスではブレア首相が追い詰められ、イラクでの戦後処理に疑問が投げかけられてる。日米安全保障条約を踏まえて、日本政府は一貫してアメリカの政策を支持してるが、テロとの闘いは本当に平和への路線なのだろうか。

 確かにニューヨークでのビル破壊はセンセーショナルで、人として許されない犯罪として受けとめたから、世界中の人たちがテロの撲滅を心から願った。しかし、それがイラクへ攻め入る口実となり、その国の元首を処刑する理由となるかは不鮮明。ベトナムの構図とよく似てる気がする。

 核兵器の開発が危険と指摘するなら、大国から核兵器を廃絶するのが筋。被爆国日本の政府が、核の傘の下で守られてると、当たり前のように言ってもらっては困る。原子力の平和利用と核兵器の開発は根本的に違うと、国際的に説得力を持つ意見を主張できるのは日本だけ。

 自国の正義だけが唯一の正義ではない。お互いの正義を尊重し、何よりも命を大切にしなければ、国際平和など絵に描いた餅。人が死んで、財産が失われ、アメリカは何を得たのか。中近東のすべての国を従え、アメリカが語る正義を押しつけなければ、戦火はやまないのだろうか。

|

« 物騒な世の中 | トップページ | JALの本気 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/99210/5245018

この記事へのトラックバック一覧です: 誰と闘い続けるのか:

« 物騒な世の中 | トップページ | JALの本気 »