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2007年1月13日 (土)

覇権への意思か

 安倍首相がNATOの理事会で演説し、自衛隊の海外派遣を積極的に推進すると表明。あくまでも憲法を遵守し、平和協力や復興支援の活動を指してるが、平和を維持するために武力を行使するのが国際的な軍事同盟の常識。最前線に出なくとも、戦争への協力はいくらでもできる。

 欧米諸国はテロ対策に躍起だが、その背景には宗教的対立がある。キリスト教国家でもなく、回教国家でもなく、共産主義国家でもない日本は、中立的な立場から調整の役割を担えるのに、どうして短絡的に欧米諸国に追従するのか。欧米諸国を先進国とする従来の枠組みに捕らわれてるのか。

 日本は経済的に豊かで、人材のレベルも高く、それだけに旗幟鮮明するよう求める精力はある。しかしその一方で、脅威に感じる精力もあるのは事実。何が正義で、何が悪なのか、パワーバランスだけでは律せられない。テロをテロと呼ぶのは欧米諸国で、アラブ諸国の捉え方はまた違う。

 安倍首相は、日本をどこへ導こうとしてるのか。日米安保の傘の下で、冷戦時代を切り抜けてきたけれど、それを総括するならば、日米安保そのものはどのように見直し、位置付けようとしてるのか。肝心要のところは国民の議論を尽くさず、危険な方向へ流れているように思えてならない。

 正直に言って日本が、世界を指導しなくて良い。できるだけ数多くの国と協調し、日本で暮らす私たちが平和に暮らせれば充分。事情のわからない海外まで自衛隊を派遣して、紛争に巻き込まれるなど御免蒙りたい。武力を用いない外交が、日本の持ち味じゃないのか。

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自衛隊派遣「ためらわず」 安倍首相が理事会で表明(共同通信) - goo ニュース うわー 安倍総理が凄い事を発言しました 12日午前(日本時間午後)ベルギーのNATO理事会に出席し「NATOとの連携を深める事 防衛省の発足で自衛隊の海外活動が本来任務になった事を踏まえ自衛隊の海外派遣をためらわない」と演説した {/hiyoko_cloud/} 「自衛隊の派遣は憲法の諸原則を遵守しつつ」との前段があったが話は伝わるうちにそ�... [続きを読む]

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