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2007年1月 3日 (水)

インフラの基本

 日本航空は業績低迷を理由に、国内路線の再編や人件費削減などを予定。開港したばかりの神戸空港が、ここでも対象になってるが、神戸の中心地・三宮までは、伊丹空港から便利なのだから、そもそも必要性があったのか改めて問われる。最近開港した空港は、どこも苦戦してるよう。

 空港に限らず道路や鉄道は、インフラの軸として重要だから、経済原則だけで捉えてはならない。でもその前に、それがなければ本当に困るのか、従来のものよりどれだけ利便性が高いのか、維持コストを賄える見通しは立つのか、きちんと考えて計画してるとは思えない。

 単純に言ってしまえば、一般道で充分に用が足りるのに、高速道を建設する理由はない。少しくらい遠回りすれば、渡る橋があるのなら、敢えて新しい橋を架けることはない。箱物にしても、頭ごなしに否定するのでなく、どのように利用するのか青写真を描けてるかどうかが重要。

 それが政治家や官僚と財界の思惑で、税金を注ぎ込もうとするから、話が厄介になり不透明になる。地方を切り捨てたらいけないが、地方にお金を回して、その場凌ぎで潤わせても、根本的な問題を解決できない。空港も道路も鉄道も橋も、建設するのを自己目的化したら無意味。

 私利私欲は問題外だが、インフラの整備の基本は必要最低限。代替設備があるのかないのか、それではどれだけ不便なのか、一歩も歩きたくないと言い始めたら、どれだけ税金を注ぎ込んでも間に合うわけがない。見栄や面子は棚の上に置き、必要性を本気で検討するのが最初の作業。

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