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2006年12月22日 (金)

食べられない

 内閣府の調査によると、日本人の75%は将来の食糧自給率に不安を感じてる。この数字は6年前の調査より17%増えている。ちなみに日本の食糧自給率は98年から8年連続で40%。3年前の調査ではオーストラリアが327%、フランスが136%、アメリカが127%、ドイツが97%、中国が95%。

 山の中にあるスイスでも60%だから、客観的に捉えても日本の食糧自給率は低すぎる。股間医の調査では、外国産のほうが安ければ積極的に輸入すべきと答えた人は8%、調査を始めた87年から最小の数値。逆に高くとも国内産の食糧を選ぶと答えた人は87%で過去最高。

 国際情勢が不安定で、食糧輸入に危機感を抱いてるより、目に見える形で安心を確かめたい。健康に対する関心が高まってるからに違いない。日本の食糧自給率は65年当時は80%近く。それが高度経済成長と共に、工業製品と農産物の境がなくなり、等しく消費財と捉えられていった。

 でも、ちょっと考えればわかることだが、農産物は生命、そのままにしていれば腐敗する。生産地から近い場所で消費したほうが、身体にも良いし美味しく食べられる。そんな当たり前のことに、私たちは40年の歳月を経て、ようやく気づいたのかもしれない。

 生命は、手塩に掛けなきゃ育たない。愛情を注ぎ込まなきゃ実を結ばない。自分たちが食べるものを自分たちで作る。こうした基本に立ち戻ることが、人が人として暮らす原風景。その大事さを噛みしめれば、さまざまな問題も解決の糸口が見える。決して小さなことじゃない。

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