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2006年12月26日 (火)

壊された窓

 25日の未明にJR西日本の車両基地で、スプレー場の塗料による落書きが発見され、この車両の運転を取り止めるなどの影響。商店街のシャッターや公共施設、果ては名所旧跡や神社仏閣まで、恥知らずの痕跡は日本全国に遺され、こうしたニュースを聞いても鈍感になっている。

 でも、これは日本人にとって由々しき大事件。公共のものと自分のものと、いつから区別がつかなくなったのか。芸術家を気取ってるとしたら噴飯物。画家は自腹でキャンパスや絵の具を買う。公共の領分を侵してまで、表現活動を展開しない。車輌をキャンパスにしたいなら、最初に車輌を買い求めろ。

 二人の旅の思い出だとか、史跡に傷つける輩は、心を育てられない愚か者。自分たちが去った後に、彫り込まれた名を見つけて、微笑ましいなんて思うもんか。美観を損ねられた口惜しさに、その名を睨んで怨むだけ。自分が不幸になる種を、わざわざ遠くまで出かけて蒔いている。

 こうした行為を悪戯の延長として、見過ごすから恥が蔓延する。公共に迷惑を及ぼしたら、徹底的に問い詰めて、責任を負わせなきゃならない。落書きの犯人には、それを消させるだけでなく、きっちり損害を賠償させるべき。そうしなきゃ愚か者が増え、ますます世間が暮らしにくくなる。

 公共施設や文化的建造物、自然遺産など、国のものでもなければ、名義上の所有者のものでもなく、日本に暮らす一人ひとりの共有財産。それを傷つける者は許さず、次世代へ伝えていきたい。壊すのは一瞬だけど、創りあげる歳月は金銭で贖えず、二度と取り戻せないとわきまえたい。

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