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2006年12月31日 (日)

18歳で成人!?

 成人の年齢を20歳から18歳に引き下げる民法改正法案が、年明けから法務省で検討されると報じられてる。来年の通常国会で国民投票法案が成立した場合に、そこから3年以内の成立を目指すというから、若い世代を国民投票に取り込もうという意図は明らか。でも、及ぼす影響はかなり大きい。

 成人を20歳と決めたのは1896年の旧民法、江戸時代には15歳で元服だから、20歳で成人という発想は欧米に倣っただけで、具体的な根拠があるわけじゃない。本当に大人と呼ばれるのも、個人や環境で異なるから、義務教育を終えた時点で成人と考えても差し支えない。

 そうは言っても100年以上、成人は20歳と思い込んで、諸々の法令やルールは、それを前提としてるから、いきなり18歳と言われても戸惑うのは事実。成人になれば権利だけでなく、義務も生まれてくる。酒や煙草は解禁になるが、国民年金を納めたり、自らの行為に責任を負わされたり……。

 一方で犯罪の内容と罰則が不均衡な少年法に対しても、メスを入れざるを得なくなる。犯罪を引き起こせば実名を報道され、裁判で極刑を言い渡されることもある。犯罪被害者の立場から見れば、15歳を成人としても良いくらい。戦後の貧しい少年たちとは事情が違ってきてる。

 身体の発育では15歳で立派に成人、心の育ち方では30歳でも大人になれない。人それぞれに捉え方は異なるだろうが、議論するに値するテーマと考える。日本人としての責任と権利を、どこから認めるのが妥当なのか、当事者も含めて活発に意見を交換すれば、新しい地平を切り開けるかもしれない。

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