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2006年11月26日 (日)

紙離れ!? 活字離れ!?

 自動車専門誌を発行するネコ・パブリッシングは、今月27日から発行する雑誌の全ページを、インターネットからダウンロードさせ、販売価格を2割引に設定する。印刷やコピーはできないということだけど、紙の雑誌にしたって人に貸すことはできる。確かに選択肢としては新しい。

 この背景にあるのは出版業界の不振。昨年の雑誌発行部数は41億5千万部で、全盛時の97年から8年連続の減少、10億部が読まれなくなってる計算。ネコ・パブリッシングもご多分に漏れず、主力雑誌の『ティーポ』は15万部から10万部へ。読む人にすれば、紙は嵩張るし重いのかな。

 確かに50代の私でも、インターネットから情報を集めることは多いし、当たり前のようにメールを利用してるから、新しい読者層を取り込めて、従来の雑誌からの切り替えは少なそう。減っているとしても、40億部以上の紙の雑誌が売れてるのだから、すべてが不要になるわけでもない。

 この試みが成功すれば、電子出版も身近になって、やがては紙の出版の回復にも繋がる。本のことばかり着目されるけど、広告のチラシだって説明書きだって、パンフレットだって、皆が当たり前に活字と接してるのが日本人。わからないことを理解する手段として、文字を読むのは必要不可欠。

 近視眼的に紙からインターネットへ移行すると考えず、さまざまな選択肢が増えることで、紙に対する需要も伸びるのではないか。そのときに重要なのがコンテンツ。売れたデータを後追いするだけじゃ読者から見放される。何を読ませたいのか、企画の芯を掘り下げなきゃ。

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コメント

はじめまして

今回のネコ・パブリッシングのことで立ち寄りました。お邪魔します。

雑誌を読むのにもいろいろな選択肢が増えていろいろと迷いますね。

でも、だんだん読まなくなってきたのは時間と心のゆとりみたいなものが少なくなってきたからでしょうか。

投稿: ヒカル | 2006年11月26日 (日) 08時46分

 ヒカルさん、ありがとうございます。
 blogやSNSも含め、読むものが増えてるから、全体としての読む量は逆に増えてるような気がします。何を知りたいのか、どんなヒントが欲しいのか、絞り込みが大切なのでしょう。

投稿: 島田士郎 | 2006年11月26日 (日) 09時54分

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ついに雑誌を丸ごとダウンロードする時代がやってきたみたいです。 もっともまだまだそういう雑誌は少数派。 だけど書店で買うより2割も安いようです。 [続きを読む]

受信: 2006年11月26日 (日) 08時41分

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