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2006年11月29日 (水)

軍靴の響き

 防衛庁の防衛省への昇格が、30日にも衆議院を通過するという。小泉政権ですでに閣議決定してるから、民主党が反対しても成立するのだが、日米安全保障条約が、そのまま日米軍事同盟になるような不安に襲われる。実際に海外派兵は、国民の合意に基づくものとされるに違いない。

 言ってしまえば憲法九条の、国際間の紛争解決での武力行使の放棄は、有名無実化せざるを得ない。防衛省になることで軍事費も増え、その負担が国民に強いられるのも明らか。周辺諸国も警戒感を強めれば、国際社会での日本の役割とは何か、再び問われることになる。

 正直に言うと自然災害が多い日本で、国民を守る自衛隊ではなぜいけないのか。今までも自衛隊の奮闘努力で、窮地を救われたことは数え切れない。先頭を切って避難民を救出し、その後の活動でも中心になった自衛隊は、紛れもなく国民と共に歩み、頼りにされていた。

 国力に応じた軍事貢献など、アメリカはいざ知らず、国際社会は求めていない。それで先進国と呼ばれないなら、先進国に並び立つこともない。穏やかで平和な日本を望むのか、それとも強い日本を望むのか。国民の意見は割れるだろうが、自民と民主が握手しちゃ、どちらにも投票できない。

 防衛省になったからって、すぐに太平洋戦争前夜と、短絡的には捉えないけど、やはり時代の空気は国家主導になるような気がして、さまざまな形で国民を縛りそう。緩んだ社会を引き締めるには、必要との声も高まりそうだから、私のような小心者は怯えてる。

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