« 2006年10月 | トップページ | 2006年12月 »

2006年11月30日 (木)

しばし休憩

 個人的な事情だが、しばらくブログを休ませてもらう。公私共に慌ただしく、整理する時間が必要なため。ひと息ついたら再開するので、幕間と思ってください。それでは、ちょっとだけ、おやすみなさい。皆さんとまた会うのを楽しみにしてます。

| | コメント (0) | トラックバック (4)

2006年11月29日 (水)

軍靴の響き

 防衛庁の防衛省への昇格が、30日にも衆議院を通過するという。小泉政権ですでに閣議決定してるから、民主党が反対しても成立するのだが、日米安全保障条約が、そのまま日米軍事同盟になるような不安に襲われる。実際に海外派兵は、国民の合意に基づくものとされるに違いない。

 言ってしまえば憲法九条の、国際間の紛争解決での武力行使の放棄は、有名無実化せざるを得ない。防衛省になることで軍事費も増え、その負担が国民に強いられるのも明らか。周辺諸国も警戒感を強めれば、国際社会での日本の役割とは何か、再び問われることになる。

 正直に言うと自然災害が多い日本で、国民を守る自衛隊ではなぜいけないのか。今までも自衛隊の奮闘努力で、窮地を救われたことは数え切れない。先頭を切って避難民を救出し、その後の活動でも中心になった自衛隊は、紛れもなく国民と共に歩み、頼りにされていた。

 国力に応じた軍事貢献など、アメリカはいざ知らず、国際社会は求めていない。それで先進国と呼ばれないなら、先進国に並び立つこともない。穏やかで平和な日本を望むのか、それとも強い日本を望むのか。国民の意見は割れるだろうが、自民と民主が握手しちゃ、どちらにも投票できない。

 防衛省になったからって、すぐに太平洋戦争前夜と、短絡的には捉えないけど、やはり時代の空気は国家主導になるような気がして、さまざまな形で国民を縛りそう。緩んだ社会を引き締めるには、必要との声も高まりそうだから、私のような小心者は怯えてる。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年11月28日 (火)

暴力の限界

 イラク戦争が長引いて、アメリカ軍が太平洋戦争に参戦してからの日数を上回ったという。ベトナム戦争は8年5ヶ月、アフガニスタンでは5年、それに次ぐ長さと報じられてるが、イスラエルとパレスチナの紛争に対しても、アメリカは強い影響力を及ぼしてる。

 湾岸戦争を経て、イラク戦争で独裁者と呼ばれるフセイン氏を捕らえ、裁判によって死刑を確定させたけど、これもイラク人による裁判というのは形だけで、アメリカの強権が背景にあると誰もがわかってる。だからイラク国内はまとまらず、民族の対立が激化してる。

 ベトナムでもアフガニスタンでも、アメリカの正義は独裁者からの民衆の解放。イスラエルの場合は少し複雑だが、基本的な理屈は同じで、世界中がアメリカになびくのが、最大多数の幸福と信じてる。価値観が異なる人は反省し、アメリカから学ばねばならない。そうでなければ殲滅する。

 そうした脅しに屈しないから、イラクへの大規模攻撃の際には、ほとんど失われなかったアメリカ軍兵士の命が、占領後になって3千人近く奪われてる。フセイン氏の正義を認めるかどうかは別として、否定するならイラク国民の手で行うしかない。他国が口を挟むべき問題ではない。

 それぞれの国や民族の主張は異なり、利害は必ずしも一致しない。だからといって暴力で従わせるのは、それこそ民主的なルールに反するのでは。武力で対決すれば、強い側も弱い側も殺される。憎悪の連鎖は断ち切られることなく、命はますます軽くなっていく。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年11月27日 (月)

企業の大義名分

 企業が統合や合併を繰り返し、巨大化する大きな理由は、国際競争力をつけるため。自己資本比率を高める一方で、国際的に評価されることで、市場の株価が上昇すれば、闘うための軍資金は確保され、勝ちやすい環境を整えられる。規制緩和が強まるほど、外資に拮抗する力が日本市場でも必要。

 その論理の延長線上で、固定費である人件費も柔軟に捉えられ、正社員の比率は低くなってる。アウトソーシングは当たり前になり、本社勤務もアルバイトやパートが増え、二極化というのなら、組織に属する人たちの多くは下流へ。経営幹部になっても、身の安泰は保証されない。

 生まれも育ちも違う企業同士がひとつになれば、それぞれのスキルやノウハウや資産は持ち寄れるけど、肝心要の企業文化はあいまいにならざるを得ない。どうしても市場の声に反応し、請け負うような形で商品やサービスを生産、シーズが薄まれば営業力も弱くなる。

 消費者にすれば、どの商品もサービスも一般的。魅力が伝わらなきゃ、心の中は飽和状態。最初のうちはおもしろがっていても、いつまでも興味を持ち続けられない。二極化でいえば圧倒的に多くの人が下流だから、欲しくったってお金がなきゃ買えないし、いつまでも消費者ローンを頼れない。

 不思議なのは、誰が幸せになるのかな。企業の上も下も苦しんで、国民生活が歪になれば、消費者にしても楽しめず、皆が競争に疲れ果てるだけ。そろそろモノサシを切り換えないと、ひと握りのお金持ちを生み出しても、日本の社会はスカスカになる。経営の哲学が、今こそ問われてる。

| | コメント (0) | トラックバック (4)

2006年11月26日 (日)

紙離れ!? 活字離れ!?

 自動車専門誌を発行するネコ・パブリッシングは、今月27日から発行する雑誌の全ページを、インターネットからダウンロードさせ、販売価格を2割引に設定する。印刷やコピーはできないということだけど、紙の雑誌にしたって人に貸すことはできる。確かに選択肢としては新しい。

 この背景にあるのは出版業界の不振。昨年の雑誌発行部数は41億5千万部で、全盛時の97年から8年連続の減少、10億部が読まれなくなってる計算。ネコ・パブリッシングもご多分に漏れず、主力雑誌の『ティーポ』は15万部から10万部へ。読む人にすれば、紙は嵩張るし重いのかな。

 確かに50代の私でも、インターネットから情報を集めることは多いし、当たり前のようにメールを利用してるから、新しい読者層を取り込めて、従来の雑誌からの切り替えは少なそう。減っているとしても、40億部以上の紙の雑誌が売れてるのだから、すべてが不要になるわけでもない。

 この試みが成功すれば、電子出版も身近になって、やがては紙の出版の回復にも繋がる。本のことばかり着目されるけど、広告のチラシだって説明書きだって、パンフレットだって、皆が当たり前に活字と接してるのが日本人。わからないことを理解する手段として、文字を読むのは必要不可欠。

 近視眼的に紙からインターネットへ移行すると考えず、さまざまな選択肢が増えることで、紙に対する需要も伸びるのではないか。そのときに重要なのがコンテンツ。売れたデータを後追いするだけじゃ読者から見放される。何を読ませたいのか、企画の芯を掘り下げなきゃ。

| | コメント (2) | トラックバック (1)

2006年11月25日 (土)

真面目に働いても

 三洋電機が2,200人の希望退職を募る。今年度の赤字予測が200億円から500億円に膨れ上がったのが原因だけど、真面目に働き続けて年を取り、もう要らないと言われるのでは、泣くに泣けない気持ちになるのも当たり前。50歳以上の本社従業員も、1,000人が対象だって。

 そうかと思えば業績好調と伝えられる全日空で、2年間に6億8千万円の残業代が支払われてなかった。これは大阪支店の時間外手当支給を巡り、天満労働基準監督署から是正勧告を受け、41事業所で1,800人を対象に調査。未払い額が200万円という社員もいたという。

 三井住友は金融派生商品販売に対し、半年間の業務停止命令を受けたのが響き、投資信託や保険販売の手数料収入も横這いで、前年同期比34.3%減の3,116億円が純益。三菱UFJやみずほも純益は減り、3月期の業務純益予測は何れも下方修正とのこと。どこの台所も楽じゃないみたい。

 こうした流れの中、ホワイトカラー・エグゼンブションという制度が、国会で論議されようとしてるらしい。簡単に言っちゃうと、年収400万円以上の社員には、残業代を払わなくて良い。会社の健康管理義務をなくし、すべて自己責任になるから、過労死も労災として認定されない。

 そのうえ解雇を金銭で解決する制度も導入予定、確かに企業は国際的競争力をつけられるが、誰のために何のために世界でトップを目指すのか。そのうち外国人労働者が大量に流れ込み、日本人は一部を除いてアルバイトかパート。それがイヤなら起業する。本当に、それで良いのかな。

| | コメント (0) | トラックバック (13)

2006年11月24日 (金)

お金の流れ

 ライブドアが傘下の全金融事業を、アドバンテッジパートナーズに売却。金融事業から全面的に撤退し、今後はインターネット関連事業に絞り込む方針。そうは言ってもネット広告の収入は最盛期の7割で、来年の9月まで黒字を見込めないというから、相変わらず前途多難の状況が続く。

 一方で三菱UFJ、みずほ、三井住友などメガバンクの中間決算では、本業での苦戦を強いられてると報じられてる。提携する消費者金融各社も、貸金業規制法による金利制限で、今後の収益の悪化は避けられないところ。公的資金を返済したといっても、順風満帆なわけでもない。

 三井住友は金融派生商品販売に対し、半年間の業務停止命令を受けたのが響き、投資信託や保険販売の手数料収入も横這いで、前年同期比34.3%減の3,116億円が純益。三菱UFJやみずほも純益は減り、3月期の業務純益予測は何れも下方修正とのこと。どこの台所も楽じゃないみたい。

 さまざまな業務を手掛けられるようになったメガバンクだけど、根本的な問題は市場での資金需要が少ないこと。貸出金利が低下して、利鞘を稼げなければ、肝心要の幹が痩せていく。産業全体とりわけ中小企業が活性化しなければ、銀行だけが繁栄するわけにいかない。

 一部の資産家の思惑で、お金がお金を生むように見えるけど、やはり現実に裏付けられないと、全体の数字は伸びないという印象。それぞれがさまざまな戦略を巡らせるだろうが、生き残るのは地に足が着いた企業じゃなかろうか。人を幸せにして、初めて自分も幸せになれる。

| | コメント (0) | トラックバック (18)

2006年11月23日 (木)

捨てるなよ

や猫はいとも簡単に遺棄される。保健所で処分されるのは忍びないという理由、引き取り手も殺到して、目出度し目出度しの印象だけど、ちょっと待ってよ。件の野良犬は命拾いしたけど、日本全国至る所に溢れてる野良犬や野良猫は、最初から野性で生まれたわけじゃない。

 映像で流れた野良犬は、毛並みが良いから飼いたい人も現れたが、これがヨボヨボの老犬だったら、取材陣も訪れなかったし、救われたとしても保健所へ連れて行かれ処分。ハッキリ言っちゃえば殺されてた。ペットを飼うときも同じで、見た目で気に入った犬や猫を買う。

 それが飼い続けると情も移り、この犬、この猫じゃなきゃダメという気持ちに。それなのに引越など人間の都合で、犬や猫はいとも簡単に遺棄される。保健所で処分されるのは忍びないという理由??^?т???????????B

?????????B

???^????????^?тR???????????B

?????????B

R???????????B

?????????B

R???????????B

?????????B

R???????????B

?????????B

R???????????B

?????????B

R???????????B

?????????B

R???????????B

?????????B

R??????

| | コメント (0) | トラックバック (3)

2006年11月22日 (水)

政党ってなんだ

 今さらながらの話だが、郵政民営化反対議員の自民党への復党。毅然としてるのは平沼さんくらい、自民党の執行部も議員さんたちも、自分の口から出た言葉に責任を負わず、小泉さんのパフォーマンスが行き過ぎたとか、何のための選挙だったのか、小泉政権への信任じゃなかったのか。

 野党の離散集合ばかり目立つけど、自民党だって同じようなもの。民主党に対する信頼が薄いのは、今の発言がどうのこうのより、昔で言えば自民、社会、民社の寄り合い所帯、それが日本新党やら新生党やら、選挙民に浸透しないうちにくっついたり離れたりしたから。

 本人たちにしてみれば、それぞれに信条もあれば、必然性もあるのだろうが、節目を明らかにしないから、国民の目には計算だけで動いてるように映る。小沢さんと管さんが、同じ政党にいることを、具体的にわかりやすく説明しなきゃ。自民党との違いも打ち出さなきゃ。

 自民党執行部の方針は形振り構わず数字合わせ、甘い餌に釣られる議員も議員。それを当選させる国民も国民なんだけど、すっかり嫌気が差して選挙に行かない人が増えるのが問題。どちらに投票してもダメと考えてるから、後ろ向きに自分勝手なことをやりだす。政治家の先生はわかろうともしない。

 もしかしたら高等戦術で、国民が政治に無関心になったら、少数に選ばれた議員は何でもやれる。それを狙っての暴挙なのか。政治的判断で離党させたなら、それを貫くのが選挙民への責任。舌の根も乾かないうちには、悪党の常套手段じゃなかったのか。安倍さん、頼むから毅然としてよ。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2006年11月21日 (火)

汗を掻かなきゃ

 投資家から事業資金を募り、IP電話の利用料から配当すると謳いながら、その実は集めた資金を配当に充てたと疑われてる近未来通信が、東京本社を閉鎖して、仙台の東北支店も閉鎖、関西支店は留守番電話の応答だけと報じられてる。北海道支店はどうなってるのやら。

 ビジネスモデルを現実に落とし込めなかったのか、それとも最初から取り込み詐欺を狙ってたのか、現状では判断できないが、財務状況を明らかにしない企業へ、投資した側にも問題はあるような気がする。お金がお金を生んでくれたら、そりゃ楽だけど、常にリスクは付きまとう。

 資金が有り余ってるなら、紙の段階で先行投資し、一か八かに賭けるのも選択肢。普通の人には信じられない話でも、夢が現実に化けたケースは数多い。夢のまま消えてしまうほうが圧倒的に多いけど。スポンサーになるつもりなら、最初からお金を捨てるつもりじゃなきゃ。

 配当を考えるなら、利幅が大きいほどリスクも高いのは常識。堅実にやりたくても、大手で安定した企業には入り込む余地がない。それならやめときゃ良いのに、一攫千金が頭から離れないんだよね。自分に顔が見えない企業はバーチャル、リアルに捉えたら怪我をする。

 私などお金がないから、働いただけしか稼げないと、儲け話には耳を貸さない。どんな仕事でも同じだけど、知恵を絞って汗を流し、それでも思ったほどの収入は得られない。食べられたら充分と、足りるを知るのが普通の人。普通の人は、やっぱり普通に暮らさなきゃ。

| | コメント (0) | トラックバック (2)

2006年11月20日 (月)

営業マンフォーラム1周年記念講演

 お陰様で1年が経ちました。
 私もたくさんのことを学び、
 その成果を伝えたくて、
 全身全霊を傾け語ります。

 営業マンフォーラム1周年記念講演を次のように開催します。

 12月16日(土)13時開場
         13時30分〜15時 記念講演
         15時〜16時30分 交流会

 東京しごとセンター5階第2会議室

 東京都千代田区飯田橋3−10−3

 参加費3,000円

 講師 島田士郎

 テーマ「人を動かすには、勢いで巻き込め」
     〜営業力があれば、何でもできる〜

 お申し込みは、私宛にメールしてください。

 皆さまのご参加を、心からお待ちしてます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年11月19日 (日)

天下り斡旋って

 自民党の中川幹事長は広島市での講演で、公務員への出身省庁による再就職先の斡旋を全面的に禁止すべきと発言。これは、政府が準備してる国家公務員法改正案よりさらに厳しい内容。公務員が再就職するなら、自分自身の能力で勝負。民間の側では当たり前のこと。

 営利企業や団体と、政府系の団体と、どこで線を引くのでしょうね。迂回路を経たら、何の問題もないのでしょうか。ちょっと考えれば、中川氏の発言はきれい事。高級官僚の特権を奪うように見せ、実質的には現状を維持するのが狙いでは。そんなふうに勘繰りたくなる。

 現行のキャリア制度に手を付けなきゃ、政官財の癒着は間違いなく温存される。同期の一人が事務次官に就任したら、他の人はすべて外へ出るなど、どう考えてもおかしいでしょ。必要な人材ならポストを与え、活躍してもらうのは当たり前。力のある人は、資格を持つ人とは限らない。

 同期の結束が固く、ほとんどが外部へ転出するなら、お互いを補い合うのも人情。できる範囲で融通するのも、わからないわけじゃない。それなら垣根を取り払い、誰がどこへ行くのか計算しないようにすれば、人でなく仕事で判断できるようになる。風通しが良くなれば、癒着も解消される。

 地方自治体の首長の多選を問題視してるけど、キャリア制度の弊害はそんなもんじゃない。戦後日本の道筋は、途中までは間違ってなかったが、最近の風潮をもたらした根っこには、システムの見直しを迫るものがあると、気づいてるクセに先送りしてるだけ?

| | コメント (0) | トラックバック (2)

2006年11月18日 (土)

肥満防止憲章とか

 WHOと欧州および中央アジアの50ヶ国が、イスタンブールで閣僚会議、「欧州肥満防止憲章」なるものを採択。肥満は生産性の低下や医療費の増大を招き、社会経済の発展に多大な影響を及ぼすからだって。悪いことじゃないけど、人に言われる筋合いでもないでしょ。

 社会経済の発展を錦の御旗に、地球環境を汚染して、ジャンクフードを蔓延させ、贅沢を美化してきたのは、欧米を中心とする先進国。それぞれの地域や国に固有の文化があったのに、自分たちの文化を押しつけ、経済的優位に立った歴史を忘れたわけじゃないでしょ。

 肥満をどうこう言う前に、人と文化の多様性を認めなきゃ。子どもたちへの高カロリー飲食品の広告や販売を規制するなら、その前に大人たちが暴飲暴食を慎み、節度のある生活を営まなきゃ。無糖、無塩食品、健康食品の生産支援って、何を基準に決めてるの。まさかサプリメントじゃないよね。

 それよりも何よりも、煙草だってそうだけど、公共機関が追従して、寄ってたかってバッシング。何を基準に肥満とするのか、見た目なのか数値なのか、どちらにしても一刀両断。健康的な生活を勧めるなら、それはそれで構わないが、だからといって、肥満防止憲章は行き過ぎじゃないか。

 サイクリングロードを増やしても、貧乏人には金がなく、小銭を蓄えるにはヒマがない。政府レベルで推進すれば、今までだって仏創って魂入れず。社会保険庁のやってきたことを、振り返ればよくわかる。正義という名の下にやることに、ろくなものはないと、眉に唾をつけたほうが良い。

| | コメント (0) | トラックバック (8)

2006年11月17日 (金)

権利と責任

 旧国鉄の分割民営化に伴い、国労組合員をJRに採用しなかった問題で、国際労働機関(ILO)は日本政府に対し7度目の勧告。JRのスタートは1987年だから、すでに20年近くの歳月が流れてる。JR東日本が国労との紛争46件を一括和解したのも、今月6日の話というから驚いちゃう。

 当時の国鉄は組合もいくつかあり、国労は最も先鋭的で知られてた。労働者の権利を拡張するのは良いが、その一方で雪だるま式に赤字が膨れ、同じ労働者である国民の税金を費やした。民営化に伴い生産性を重視して、その主張を退けるのは間違ってるのだろうか。

 まして20年も昔の話で、当時の国労の人たちも、それぞれに生計の道を得てるだろうに、敢えて争うのはお金が欲しいから、それとも自らの正当性を認めさせたいから。ILOが絡んでくるのも、よくわからない。表現の自由という問題とは、ちょっと違うような気がする。

 企業でも公的機関でも同じだけど、組織は一人で成り立たない。企業なら出資者がいるし、公的機関なら国民の税金。組織内部には上もいれば下もいる。それぞれに権利はあるが、応分の責任を負うのが当たり前。国労側が権利を主張するなら、どれだけ責任を果たしたのか検証は必須。

 声の大きい人だけが何らかの利益を得て、黙々と働く人たちが軽んじられてるから、この国は権利意識ばかり肥大して、誰も責任を問われないのだろうか。あらゆる場面で同じような現象が、全体のバランスを崩してるような気がする。権利と責任は一対なのに。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年11月16日 (木)

本末転倒だよね

 安倍首相が重要法案と位置付ける教育基本法改正案が、衆議院特別委員会で与党が単独採決。さまざまな論議を呼んでるが、現行法と改正法案と比べて、基本的にどこが違ってるかよくわからない。どの言葉を用いるかで、時代の流れに沿ってるかどうか、重箱の隅を突くようなもの。

 確かに法律はルールだから、これからの教育を規制する。でもね、現行法にしても改正法案にしても抽象的で、言ってしまえば決意表明に近くって、義務教育の授業料免除などの具体的項目は、現状の追認にすぎない印象があり、与党も野党も言葉遊びをしてるみたい。

 野党が審議に応じない理由は、必修科目未履修やイジメ問題など、教育の現場が混乱してることらしいけど、それとこれとは別問題で、沖縄県知事選を有利に闘いたい魂胆が見え透いてる。法案に対して論戦を挑み、採決の結果が同じでも、国民を納得させるプロセスを示すのが本当じゃないか。

 安倍首相が重要法案と位置付けるのも、連合軍司令部の主導で形づくられた法律を、自らの政権で改正するのが目的。憲法改正の布石とホンネが伝わってくる。国家が教育を重要視するのは、国家に必要な人材を育成するためで、その色彩が濃くなるのは不思議じゃない。

 改正法案にも目を通したけど、それほど極端な内容でもなく、大騒ぎすることはないと考える。このレベルの論議で国会を空転させ、本質的な問題を掘り下げないことで、最も損害を被るのは国民。議論のための議論に税金を払いたくない。与野党共に、もう少し現実を直視してほしい。

| | コメント (0) | トラックバック (2)

2006年11月15日 (水)

不当表示ですか

 大豆イソフラボンを含む健康食品で、成分量が表示より少ないとして、公正取引委員会は販売元2社に排除命令。1社は製造工場の手違いで再発防止に努めると釈明、1社は商品は回収済みで、今後はイソフラボン商品の販売から撤退。見落としてしまいがちだけど、こうした記事に感覚が麻痺してる。

 テレビの特集番組で採り上げられたのは、漢方系の痩身補助食品。製品管理が杜撰で、浄罪に含まれる成分が一定しない。それでも経営者の人生哲学に共感する人が多く、愛用者は減ってないみたい。こうなると新興宗教に近く、信じて愛用すれば効果があるのかと思っちゃう。

 少し前の話になると、スーパーのラベル貼り替え。賞味期限やら産地やら、一時はかなり騒がれたけど、喉元過ぎて熱さを忘れたのか、それとも本当に改善されたのか、プロなら見ればわかるかもしれないが、悲しいかなアマチュアの私たちには、文字情報しか頼れないのが実情。

 サプリメントなど、片仮名を読んでも意味を理解できず、説明されてようやく納得。味も素っ気もないから、効くと信じて口にするしかない。健康になったとしても、その原因がどこにあるのかわからない。それでも身体に良いのなら、積極的に手に入れたいのが当世風。

 排除命令を受けるのは氷山の一角なのか、それとも大多数の表示は信用に価するのか、それさえも手がかりがない。大豆イソフラボンが必要なら、大豆や大豆製品から摂取するのが、間違いないと考えるのは素人だからか。口にするものの信頼を、どこで確かめれば良いのか。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2006年11月14日 (火)

お金を借りない

 利息制限法の上限金利を上回るグレーゾーンの返還を求め、全国35都道府県で約1,800人が一斉に訴訟。約70社に対し、請求総額は27億1300万円。この一斉訴訟は3年連続で、全体では5千件を超えて、請求総額も53億円に達してる。この傾向はこれからも、ますます強まる見通し。

 背景にあるのは、10月末に閣議決定した貸金業規制法の改正法案。上限金利が20%と明記されることで、施行は3年後とされながらも、グレーゾーンの違法性が際立った印象。消費者金融大手の9月中間決算でも、当初の2393億円の黒字予測を、大きく修正せざるを得なかった。

 利息返還損失引当金の計上を余儀なくされ、最終的には7063億円の赤字。約9500億円の利益が吹き飛んだ形。今後、利息制限法以内の金利で経営活動を展開すれば、営業収益は3割減とされてるが、これはあくまで大手都市銀行と結びついた大手消費者金融の話。中堅以下ではさらに苦しくなる。

 しかし疑問が残るのは、消費者金融の金利が低くなり、多重債務者が減れば、世の中は健全になるのか。格差社会の影響で生活が苦しくなって、消費者金融を利用する人が増えたなら、諸々の機会創出との連携で効果を生むかもしれないが、そうとも言い切れないような気もする。

 たとえ利息がいくらでも、お金を借りたら、それ以上のお金を返すのは常識。収入の増える当てがなきゃ、ますます苦しくなるのも目に見えてる。基本的には、不要なお金を借りない。できるだけガマンする。生活の意識を切り換えなきゃ、この問題はずっと尾を引く。

| | コメント (0) | トラックバック (28)

2006年11月13日 (月)

死者に鞭打つ

 北九州でイジメ隠しが発覚した小学校の校長が、ロープで首吊り自殺と報じられた。高校の必修科目未履修問題で、やはり2人の校長が自殺してる。「どんなことがあっても、死んではならない」と、苛められてる子にメッセージを送る立場なのに、同世代のひとりとして残念でならない。

 子どもが自殺するのは、生きてる経験が少なく未熟だから、どこにも逃げ場がないと思い詰めてしまう。今いる場所だけじゃなくて、他にも居場所があると教えるのが、経験豊富な大人の立場。でも大人もまた、意識の檻に閉じこめられ、この場所の他に生きるところを探せないと考えてしまう。

 それはどうしてなのか。転んだり、滑ったり、挫けたり、逆風に晒されたことがないから。泥沼に突き落とされ、地べたを這い回り、そこから立ち上がったことがないから。間違ったら「ごめんなさい」と謝って、それでも世間は許してくれず、しばらくの間は針のムシロ。そりゃ辛いさ。

 それでも本人が生きようと願えば、狭いかも知れないけど、やり直せる場所はどこにでもある。暮らし向きも不自由になるし、冷たい視線に射抜かれるけど、それが人を太くたくましく鍛えてくれる。私たちの先人は皆、多かれ少なかれ、艱難辛苦を玉にして生き抜いた。

 教育現場に限ったことじゃないけど、子どもは大人のやることを見てる。自分自身と闘わない大人が増えてるのを知ってる。大変なのはわかるさ。イヤになるのもわかるさ。でもね、強くなろうよ。闘おうよ。自分の大切なものや、次世代を守るためにだけでも、負けちゃダメだよ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年11月12日 (日)

生命の実感

 爆笑問題のバラエティ番組で、高木美保が義務教育に農業の時間を採り入れるように提案。賛成、反対それぞれに意見を交わすのだが、反対意見は説得力がなく、今の子どもたちに一番欠けてるのは、生命に対する実感のように思った。下手をすると野菜や果物だって、工場で製造すると考えちゃう。

 核家族化が進んでるから、同居する親族の死を経験する子は減ってる。マンションに暮らしていればペットも飼えないから、犬や猫が死ぬのも当事者としては体験しない。常に死は映像の向こう側にあるから、通夜や葬儀に参列しても悲しみを共有できない。これが都市に暮らす現実。

 それでも生きるには困らず、極端なケースでは部屋から一歩も出ず、インターネットとディリバリーで暮らしていける。そうなると他者とのコミュニケーションも、自分の意識の中で想像力を膨らませ、都合の良い方向へ解釈する傾向が強まる。想定外の反応に驚くほど弱い。

 そのように考えると種を蒔き、苗を植え、日々の天気にやきもきしながら、育てたり枯らしたり、生命を育てる経験は尊い。苦労するからこそ収穫の喜びも大きい。体験学習でなく、年間の授業に組み込むのが味噌。虫や農薬についても学ぶから、胡瓜一本の大切さが身に染みる。

 本当のことを言えば、子どもたちより先に大人たち。店頭に並ぶまでがブラックボックスなのに、想像力が働かなくなった人に、魚がどこで捕れ、米がどのように実るのか、言葉でなく身体で理解してほしい。土を触り、水に馴染み、生命の中で活かされることを知れば、ものの値打ちがわかってくる。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年11月11日 (土)

笊に水ってか

 厚生労働省は全国の労働局の不正経理で、会計検査院の指摘を受けて1,432人を処分。とは言っても免職は1人、懲戒処分も119人、浮かせたお金は返すにしても、見つけられたら注意で終わり。役人同士がやることだから、砂糖水よりまだ甘い。これで懲りるわけないよね。

 会計検査院による昨年度の決算結果報告では、税金の無駄遣い、不正経理、徴収漏れは、473件で何と452億円。年収300万円の時代と考えれば、1万5千世帯が暮らせる金額を、当たり前のように浪費してる。労働局の不正経理は11億円、不適切な処理も含めると78億円。

 天下のお役人がこのザマだから、ズルをしても見つからなきゃ、ズルした者が勝ちと考える輩が増える。それなりの収入があるのに、子どもの給食費を支払わず、ただ食いさせる保護者がいるうちは、教育改革なんてやっても実効性はない。子どもは親の背中を見て育つ。

 お金がなくて食うのに困ってるならともかく、政治家や高級官僚、企業経営者など、他の人が羨むほどの高収入を得てる人たちが、相も変わらず贈収賄を繰り返す。それを見てる役人どもが、それならおこぼれにあずかろうと、邪な気持ちを起こしても不思議じゃない。

 税金を浪費してるだけじゃなく、次世代の心を荒廃させ、大金をせしめるのに手段を選ばず、そんな風潮にさせてるのに気づかないか。お金でしか成功を測れなきゃ、詐欺や違法もそれほど悪いと考えない。まして制裁が軽ければ、ほとぼりが冷めたら、同じことを繰り返す。

| | コメント (0) | トラックバック (3)

2006年11月10日 (金)

教育を考える

 文部科学省に、再び「いじめによる自殺予告」が届く。消印は渋谷で、高2の女子生徒。7日に届いた自殺予告文に勇気づけられ、同じ11日に自殺を図ると記されてる。これが文面通りなのか悪戯なのか、小学生の頃にいじめられっ子だった私としては、いささか複雑な思い。

 幼児の頃の複雑骨折が原因で、左腕に筋力がないために、逆上がりもできなかったのが、私がいじめられた理由。子どもは残酷だから、けっこう厳しい仕打ちを受け、先生なんんか当てにならないし、蒲団の中で死にたくなって、涙が止まらない夜もあった。でも、自分で闘うしかないんだよね。

 その頃は私を苛めてたヤツだって、そんなことをしたと認めない。だって、忘れてるんだもの。人は皆、生まれ育ちも違えば、体型もそれぞれに別。頭が良かったり、悪かったり。それを一緒にするんだから、問題だって生まれるさ。誰だって泣きながら、大人になっていく。

 国が教育を義務化するのは、国民へのサービスじゃない。日本という国を維持、発展させるために、基本的な能力と社会ルールを身につけさせるのが狙い。教える側も、教えられる側も、その根本を忘れてるんじゃない。どうしても個性を尊重したいなら、公立の学校に頼っちゃダメ。

 体罰は許されないけれど、規則はあるのが当たり前だし、破ればペナルティを課せられる。大人の価値観に反発し、力を蓄えないと勝てないと悟り、大人のルールを受け入れながら、その一方で牙を磨くのが成長。大人がぶつかるのをためらうから、ガキに舐められるような気がする。

| | コメント (0) | トラックバック (3)

2006年11月 9日 (木)

強いアメリカ

 アメリカの中間選挙で、上下院共に民主党が圧勝。イラク戦争を仕掛けたものの、いつまでも新政権が安定せず、アメリカの負担は日に日に増してる。それに追い討ちを掛けるように、この春先から景気が減速して、低所得者層を中心に不満が高まった背景がある。

 大統領選挙は2年後だが、今回も当選を果たしたヒラリー上院議員は、すでに国民的人気を得て大本命。前大統領夫人の知名度と、夫のスキャンダルに毅然と対応した印象が、私たち日本人の脳裏にも鮮明に残ってる。ブッシュ大統領は、少数派となった議会運営にも苦労しそう。

 イラクからの早期撤退も議論されるだろうが、最も優先されるのは国内の景気対策。そうなると日本への影響も、少なからず懸念される。日本企業がアメリカでどれだけの雇用を生めるか、大衆に支持されなきゃバッシングされるかも。日本はアメリカ企業の進出を、どれだけ受け入れられるか。

 ブッシュ政権は続くわけだし、国際的な強硬路線を方向転換するとは思えない。国内の不満を外へ向けるのは、どこの国の支配層も考える常套手段だけど、戦争という選択肢を採れなけりゃ、経済政策で国際的なイニシアティブを握ろうとするのは目に見えてる。国内の保護政策も強まる。

 アメリカがクシャミすれば日本が風邪をひく。こうした構造を切り換えられなきゃ、ブッシュ大統領が起死回生を図るために、日本をターゲットにする可能性は消えない。アメリカ中間選挙の結果は対岸の火事じゃなく、自民党にしても民主党にしても鼎の軽重を問われる正念場。

| | コメント (0) | トラックバック (2)

2006年11月 8日 (水)

リアルの時代かな

 一世を風靡した村上ファンドが、保有株式を売却し、解散すると報じられてる。村上前社長は、ライブドアの堀江前社長と共に、バーチャルでの夢を実現し、若い世代を中心に信奉者も多い。現在は証券取引法違反の容疑で起訴され公判中だが、個人資産はたっぷり溜め込んでるに違いない。

 村上氏の面影と重なるのは、兜町の風雲児と称された中江滋樹氏。投資顧問会社「投資ジャーナル」を運営し、アイドル歌手と浮き名を流したり、当時は飛ぶ鳥を落とす勢いだったが、詐欺罪で懲役6年賀確定して服役。表舞台から姿を消して、すっかり忘れられた人になっていた。

 その中江氏が、自宅への放火未遂で現行犯逮捕。意味不明の言葉を口走り、一時は入院させられたけど、退院を待って拘束されたという。バブル絶頂期に凋落し、それから現在まで、どこでどう暮らしてきたのか。精神を壊されるほどの悲惨な日々を過ごしたのだろうか。

 インターネットの急速な普及で、さまざまなビジネスが立ち上がり、そして消えていき、少し落ち着いてきたような気がする。どのような手法を用いても、ビジネスは人と人が営む行為。バーチャルで仕組みを創るだけでは、長続きしないとわかってきたのかもしれない。

 だからといってインターネットの利便性が、失われるという話でもないけれど、猫も杓子もの状況とは違ってくるだろう。バーチャルの後ろにはリアルがあり、そこで検証されないことは疑わしいと、気づく人たちが増えている。人を人として捉える原点に、立ち戻ってきたようだ。

| | コメント (0) | トラックバック (3)

2006年11月 7日 (火)

医のモラル

 宇和島特集会病院での腎臓移植手術が、さまざまな論議を呼び起こしてる。執刀した万波医師に対しては、世間の風当たりは冷たいようだけど、過去の実績から見ると腕は確か。職人気質だから誤解を招くところもあるが、それほど非難されなきゃいけないのか。

 日本で腎臓障害に苦しむ人は22万人、定期的に人工透析を受けるか、腎臓を移植しなきゃ、尿毒症で死に至る。当事者じゃないので、詳しいことはわからないけど、人工透析は経済的にも精神的にも肉体的にも、かなりの負担を強いられる。臓器移植は、ドナーが決定的に少ない。

 医学の進歩は、自然の摂理への反逆。昔なら死んでた人が、今は医療によって生き延びる。脳梗塞や脳血栓だって、日常生活を取り戻せるまでに回復するから、私たち患者の側としては有り難い。生産に寄与できなくとも、命を永らえれば感謝。でも、誰かが支えなきゃ、社会は成り立たない。

 それでも目の前の患者に最善を尽くすのが、医者の天命と理解するなら、万波医師の行為はどれだけ責められるべきなのか。手術は成功して、11例のうち10例は健全に機能してるという。ドナーの側の健康に問題が生じなきゃ、誰が迷惑を被ってるのか。金銭の受け渡しなど小さくないか。

 医療の現場は生身の人間が関わってるのだから、モラルは問われるべきだし、慎重に対処するのは基本。でも、一番大事なのは当事者のこと。メディアや学界が権威主義で、スピードを緩めることも、患者の苦痛を無視することも、違うような気がするのは、私だけなのだろうか。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2006年11月 6日 (月)

働かなきゃ

 愛知県で77歳の老人が、住居侵入と窃盗未遂の現行犯で逮捕。先月、出所したばかりで、人生の大半を刑務所で過ごし、生計を立てる術が他になかったと供述。身から出た錆と言えばそれまでだが、これからこうした犯罪が増えそうな予感。一歩間違えれば、私たちだって他人事じゃない。

 平均寿命は延びる一方で、雇用は流動化してるから、昔取った杵柄で食べられる人は減っていく。自分の経験を活かせりゃ万々歳だけど、そうでなくとも働かなきゃ、老いはますます加速され、生き甲斐だって見いだせない。40代を超えたら、人生を捉え直す時代。

 自分の心を白紙に戻し、いろいろな選択肢を考える。そのときに重要なのは、時代の流れに惑わされず、本当にやりたいこと、やれることから絞り込むこと。たとえば起業するにも、自分が何を必要としてるかを最優先、収入は結果と腹を据えなきゃ長続きしない。

 田舎暮らしに憧れるのも良いが、土を耕すのが好きか嫌いか、地域に根づく覚悟があるのか、問い直さなきゃ失敗の確率は高い。さまざまな背景から農業は、これから成長する産業と考えるが、中途半端に取り組んでもうまくいかない。新しい人生を切り開く意欲があるかどうか。

 善し悪しは別として、50代、60代では隠居を許されない。70代の現役も当たり前になる。40代でエナジーが涸れ尽きて、余生を夢見てるようじゃダメ。誰のためでもなく、自分のために、働き続けることが大事。まずは私自身に言い聞かせなきゃ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年11月 5日 (日)

挑発に乗るな

 北朝鮮の外務省報道官が、6ヶ国協議に日本は不要と言明。拉致問題を解決する気はなく、日本をアメリカの1州と公言して憚らない。北朝鮮に同情的な人でさえ、敵対させるような態度に呆然。このタイミングを狙って日本を挑発するのは、どのような意図なのかもわかりやすい。

 核実験にしても、6ヶ国協議への復帰にしても、どうすればアメリカの金融政策を解除させ、金政権の経済的基盤を回復できるか。それだけのために絵を描いてる。国家ぐるみで偽札を流通させ、麻薬をばらまき、そこのところは頬被り。拉致の屁理屈と驚くほど似通ってる。

 アメリカは当面の交渉相手、中国と韓国は援助国、ロシアは数少ない友好国。北朝鮮にすれば会談の成果で、支配層が潤う可能性は高い。ところが日本と話しても、実入りは何も期待できない。それどころか拉致問題に触れられたら、国際的にますます窮地へ追い詰められる。

 船舶の入港拒否などは、中国への迂回ルートを使えば、さほど支障を来さないと読んでる。在日朝鮮人が暮らす日本は、国民にとっては関心の高い国でも、支配層にとっては切り捨てても惜しくない。戦争を仕掛ける恐怖もないから、うるさい口を閉ざさせようと罵詈雑言を浴びせる。

 だからといって日本政府は、過剰に反応してはならない。チンピラの言いがかりなど無視して、公明正大に正義を貫けば良い。武力ではなく、国際世論に訴える。形振り構わない発言の裏には、追い詰められた金政権の現実がある。どこの国でも主役になるべきは、支配者でなく国民。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2006年11月 4日 (土)

木乃伊盗りが

 和歌山県の木村知事が辞任を表明、福島県の佐藤元知事に続き、改革派と呼ばれる地方自治のリーダーが、また不祥事に巻き込まれた。県内のトンネル工事発注を巡って、大手ゼネコンが談合を成立させ、仲介したとされる県の出納長はすでに起訴。捜査の手は知事に及びそう。

 地方分権の流れは、清司を国民に近づけるのが目的。それは取りも直さず、納めた税金をどう遣うかを、国民の手に委ねること。ところが岐阜県の裏金問題に始まって、知事は昔のお殿様の感覚と思うような事件が次々。選挙のときだけきれい事を並べ立て、終わってしまえば私利私欲を剥き出し。

 木村知事は総務省の官僚出身で、和歌山県の旧い体質、とりわけ入札制度を改革しようと出馬。銭金のためでなく、理想に燃えていたはずなのに。歳も若く未だ54、私と同い年。まして知事の要職に就いたのだから、それなりの報酬も約束され、思い通りに仕事に打ち込める環境。

 人の欲には果てがない。知事室の椅子に座ると、王国を夢見るのだろうか。県民でなく領民、税金を預けられたのでなく、収めた税金は殿さまのもの。商人が袖の下を渡しても、苦しゅうないということか。国の不祥事が明らかになり、地方に希望を託しても、国民はいつまでも裏切られる。

 従順な羊と言われるが、革命を望んでるわけじゃない。今の日本をおおむね認めながら、当たり前のことを当たり前にやってほしいだけ。納めた税金が適正に遣われ、私腹を肥やす人がいなければ、世の中の人は文句を言わない。山賊のような議員さんや役人さんに辞めてほしいだけ。

| | コメント (0) | トラックバック (2)

2006年11月 3日 (金)

第2回【みずほの郷】セミナー

 【みずほの郷】がいよいよ動き始めました。
 まずは、黒米餅を売ります。
 抗酸化作用の高い無添加自然食品。
 成長するビジネスへの第一歩。

 【みずほの郷】セミナー
 11月16日(土)13時15分〜16時30分
 笑顔と笑顔を繋ぐ事業パートナー
 講師 島田士郎

 場所 東京しごとセンター5階、第1会議室
    千代田区飯田橋3−10−3

 参加費 3,000円
     ※ 軽食、お土産付き。

 ご希望の方は、この後に懇親会も準備してます。
 『DINING 彩 SAI』で語り合いましょう。
 こちらの参加費は実費負担です。

 お申し込みはメールで下記まで。

 kowa1@maple.ocn.ne.jp

 皆さまのご参加を心よりお待ちしてます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年11月 2日 (木)

勘繰りたくないが

 10月31日に閣議決定された貸金業規制法など関連法改正案。グレーゾーンの金利を全面的に廃止して、特例の導入も撤回され、かなり世間の常識に歩み寄ったが、施行は公布から3年後という話。それじゃ全国に230万人いる多重債務者は救われない。実施までに必要な見直しというのも怪しい。

 消費者ローン大手は、それぞれ金融機関と繋がり、政界にも強い影響力。3年間の空白は、その間に稼ぐだけ稼いで、基盤を整えるための配慮か。それとも新たな献金先を見つけるための猶予を、政治家たちが欲してるからなのか。グレーゾーンの金利が不当なら、今すぐ消費者に変換するのが筋。

 ビジネスを成長させるには借入金を導入し、先行投資で金利以上の利益を確保するのは、あながち無鉄砲なことじゃない。でも、収入が安定してる個人が、高利で借金したら、返せないのが当たり前。株で儲ける人もいるが、損する人もいるのに、美味しい話だけ聞かせるのはアンフェア。

 消費者ローンなどに手を出すから、苦しむのは仕方ないと、切り捨てるのは簡単。でも、楽して儲けたい欲を掻き立て、ガマンするなとそそのかし、それは消費者ローン各社だけの問題というのは、少し違うような気がする。経済を活性化すると言いながら、政府は背中を押してなかったか。

 政治家の使命は、民衆を幸せにすること。借金漬けの人を増やして、日本という国が健全でいられるわけがない。多重債務者そして予備軍、この人たちの意識を変えなきゃ、問題の本質は解決できない。そろそろ煽るのはやめて、普通の人が普通に暮らせる形を示すべきじゃないか。

| | コメント (0) | トラックバック (16)

2006年11月 1日 (水)

悪いことをしても

 耐震強度偽装事件で、構造計算書の改竄によって、日本を震撼させた姉歯被告に対する求刑が、僅か懲役5年、罰金180万円。検察側の手中だから、これ以上重罪に問われることはない。高級外車を乗り回しながら、生活のためにとほざく被告に、あまりに甘すぎる司法じゃないか。

 これに先立ち判決を言い渡されたのは、イーホームズの社長だった藤田被告。グレーゾーンは多いけれど、確たる証拠は不充分で、懲役1年6ヶ月だが、執行猶予が2年ついて、牢屋に入れられることはない。詐欺罪に問われているヒューザー社長だった小嶋被告は、初公判では無罪を主張。

 明らかな欠陥住宅を買った人たちは、ローンを支払いながら借家住まい。関連した企業は何れも破綻し、債権の一部を弁済に充てるとするが、とてもじゃないが足りないのは自明。国が救済したところで遣われるのは、国民の税金ということになるから、どこか釈然としない。

 他の犯罪でもそうだけれど、日本では悪いことをしても、相応の量刑が課せられることは少ない。被害者は泣き寝入り、追い詰められて自殺しても、それは自己責任ということになる。一方で模範舅やらで、刑期を減じられて娑婆に出れば、天下晴れて自由の身になれる。おかしかないか。

 力が強くて、悪知恵が働けば、日本は何て住みやすい国。罪を犯す背景には、社会の責任もあり、更生した人にチャンスを与えるという理屈もあるが、その前にやったことに見合う償いが必要。姉歯被告の犯した罪は、生涯を費やしても間に合わないと考えるのが、世間の常識じゃないのか。

| | コメント (0) | トラックバック (9)

« 2006年10月 | トップページ | 2006年12月 »