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2006年10月 3日 (火)

社長の責任

 ライブドアの堀江被告の公判も、すでに10回を迎えてる。今日は系列の金融会社を経営してた中村被告。報道を読む限りでは、堀江被告は報告を受けてたらしいけど、積極的に関わってる印象より、最終の数字を無邪気に喜ぶ幼児性が際立つ。これは前回の宮内被告でも同じ。

 言ってしまえば堀江被告は人寄せパンダ、実際に仕切ってたのは宮内被告らで、お金の流れも限りなく不透明。堀江被告にすれば、任せておけば安心と、御輿の上で胡座を掻いてたのに違いない。経営に関しては、宮内被告のほうが一枚も二枚も上手。堀江被告は才に溺れた道化師のよう。

 それでもなお、堀江被告の責任は重い。理由は簡単、代表取締役だから。上の空で返事しても、他の誰かが書類に捺印しても、会社として起こした行動は、すべて社長が責任を負わねばならない。皆にチヤホヤされて務まるなら、世の中の経営者たちは誰も苦労しない。

 当たり前のことだけど、肩書が重くなるほど孤独になるのは、組織社会の基本的な掟。だから経営者たちは、私たちのような外部の人間と距離を保ちながら、その意見に耳を傾けて、最終的な決断を自分ひとりで下す。仲良し倶楽部というだけでは、組織を束ねていけないんだ。

 若い世代の経営者は、この公判から学ぶべきことが多い。誰とどう繋がるのか、いかに謙虚な姿勢を保つのか、歯に衣着せない直言を退けてたら、堀江被告の二の舞になりかねない。事業は人なり、経営者が人として成長しなければ、瞬間風速の勢いは長続きしない。

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» ライブドア・堀江被告、懲役2年6月の実刑判決 [hiro-shop]
ライブドア事件で、証券取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載、偽計・風説の流布)の罪に問われた前社長・堀江貴文被告(34)の判決が16日、東京地裁であった。小坂敏幸裁判長は、堀江被告に懲役2年6月(求刑・懲役4年)を言い渡した。 [続きを読む]

受信: 2007年3月16日 (金) 12時43分

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