« 2006年9月 | トップページ | 2006年11月 »

2006年10月31日 (火)

姥捨て山かよ

 社会保険庁を解体し別組織もしくは民営化へと、安倍総理大臣は来年夏の参院選へ向け、政府の失政を帳消しにしたいようだ。未納者が急増してる徴集部門は、国税局に移転して強制的に執行する案も浮上。どうして国民年金を納めなくなったのか、根っこのところは頬被りするつもりなのか。

 人は誰でも歳を重ね、働きたくとも働けなくなる。それがわかってるからこそ、若いときにせっせと稼いで、老後に備えようと考える。年金は生活者にとって、老人を扶養するものでなく、自分たちを養うための基金。国に預けておけば、まさか騙されることはないと考えた。

 それを箱物行政だけでなく、酒池肉林の放蕩三昧、贅沢の後は口を拭って、ツケを国民に押しつけようとしてる。社会保険庁の誰が責任を取ったか、私財を投げ出して弁済したか。そこをウヤムヤにしておいて、若い人に年金を払えと迫っても、聞く耳を持たないのは当たり前じゃないか。

 今でもお金がなくて、苦しんでる老人は溢れてる。その姿は、若者たちの未来図。役人たちに掠め取られるなら、自分で貯金したほうがマシ。そう考えても不思議じゃない。公務員の資格を奪っても、競争のない独占的な事業なら、体質が改まるわけもなし。しょせんトカゲの尻尾切り。

 汗水垂らして働いてきた人が、穏やかに老後を暮らせる社会を、本気で築こうとしてるのか。票が欲しいだけのパフォーマンスなど、とうの昔に見透かされてる。何でも、民営化が良いというもんじゃない。私たちの未来の行く先を、姥捨て山にするかしないか、日本という国の責任。

| | コメント (0) | トラックバック (2)

2006年10月30日 (月)

国を守れるのか

 安倍総理大臣は海上自衛隊の観艦式で、防衛庁の省への昇格に全力を尽くすと明言。TV番組で見せる穏和な表情と対照的に、鷹派の面目躍如というところか。すでに日本の防衛予算は5兆円、世界3位の軍事費。在日米軍は全国で139施設、思いやり予算は2,300億円を超える。

 四方を海に囲まれた日本には、さまざまな地点からの進入が可能。領海、領空を含めたら、一概に防衛機能を否定できない。全国で災害地の復旧に、誰よりも貢献したのも自衛隊。戦後のプロセスをたどれば、防衛庁がそれなりの役割を果たしてきたことに異議を唱えるつもりはない。

 しかし在日米軍も含めて、平和を維持する費用として、年間%兆円を注ぎ込むのは不可解。防衛庁が防衛省になれば、さらにこの額は膨れ上がる。核兵器を装備するか否かを論議するより、現在の核保有国も含めて、地球上から核兵器を根絶させるのが日本の役割じゃないのか。

 格差社会が進行して、生活保護を受けられない人がいる。社会福祉の予算が削られ、介護を受けられない人がいる。医療費の負担が増大し、病院へ通えない人がいる。軍事費のすべてを差し出せとは言わないけれど、この人たちを守るのが日本政府の仕事じゃないか。

 国を守るとは、どのようなことなのか。有事の際に指導者層や富裕者層を隔離し、日本という国名を維持することなら、軍事費の膨大はやむを得ないだろう。でも、国民を守ることが目的なら、やり方は他にあるでしょ。万骨枯れて将を成す発想はウンザリ。防衛庁は国民と共に歩め。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2006年10月29日 (日)

食べれば太る

 内閣府が発表した世論調査によると、自分を肥満と感じる人は43%、運動不足と感じる人は68%、どちらも91年の調査以来再考の数値。03年に厚生労働省が調査した肥満の割合は成人男子27%、成人女子21%だから、調査年度にズレはあるものの、実態より太ってると思う人が多いということ。

 だからダイエットの情報には、老若男女を問わず飛びつく。危険な素材を含むサプリメントを服用して、死亡に至ったケースなど記憶に新しい。最近は内臓脂肪なども取り沙汰されて、猫も杓子も太りすぎを気にしてる。食べたら太る。でも、食欲にブレーキはかけられない。

 食べるものがなかった時代には、肥満は富裕の象徴だった。太った女性は豊穣をイメージされ、引く手あまたで嫁に迎えられた。太りたくても太れない人がほとんど、私のように痩せてると貧相で、見た目も悪いと思われてた。それが飽食の時代、食べるのに困らない。

 本当のことを言うと太っていようと、痩せていようと、本人が暮らすのに窮屈でなければ気にすることはない。動き回るのに苦しければ、運動量を増やすとか、カロリー計算するとか、改善する必要はあるけれど、たいていの人は今のままで充分。元気で明るいほうが魅力的。

 食欲の秋、美味しい物は山ほどあるから、楽しく食べれば良いじゃないか。食べた分だけ身体を動かして、消費してれば健康を保てる。自分らしい生活が一番、情報に惑わされず、ありのままの自分を好きになれば、周囲も好意的なまなざしを向ける。それで良いじゃないか。

| | コメント (0) | トラックバック (12)

2006年10月28日 (土)

やっぱり変だよ

 27日の朝、集団登校の児童の列に乗用車で突っ込み、刃物と拳銃を手にして民家で暴れたのは、64歳になる無職の男。フィリピン人の妻と小学生の娘と暮らして、収入を得ていた妻は娘を連れ出て行ってしまい、その原因は娘を苛めた小学生にあると、言ってしまえばお門違いの逆恨み。

 いくつで誰と一緒になるか、そんなことは余計なお世話だけど、働きもせず妻におんぶに抱っこじゃ家庭が壊れるのも想像できる。少なくとも他人には関係ないし、小学生を傷つけたところで、問題が解決するわけもなし、64年も生きてきて、そんなこともわからないとは嘆かわしい。

 こんな素っ頓狂は珍しいが、外見は大人になってるのに、駄々っ子のような屁理屈をこねて、自分を正当化する人たちが増えてる。飲酒運転は許されないのに、交通手段がなくなることや、代行運転が高いことを理由に、未だに酔ってハンドルを握る人がいる。そんなケースは、数えたらキリがない。

 自分さえ良ければ、人の迷惑などお構いなし。ルールを破っても、見つからなきゃセーフ。いつから日本は、こんなふうになったのか。人と人の関わりを、お金でしか測れなくなったのか。戦後の焼け野原から経済は復興したけれど、日本人のアイデンティティは置き去りにされたまま。

 まっとうなことを口にするとトラブルを招き、穏やかに暮らそうとすれば横着者が傍若無人。上から下まで、モラルなんて死語。本当にそれで良いのか。64歳の男の屁理屈を、あなたは心の中に飼ってないか、私は大丈夫だろうか。一人ひとりが問い直さなきゃ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年10月27日 (金)

露骨すぎるよ

 富山県立高岡南高校で、受験対策のために必修科目を履修させなかった事件。それから後も出るわ出るわ、26日の段階で17道県93校。バレちゃったら仕方がないと、さまざまな補習で取り繕い、生徒は受験勉強が遅れるとブーイング。内職していても、きっと注意はしないんだろうな。

 一流大学の合格者数で価値が決まるなら、高校も予備校も学習塾も皆同じ。私たちの頃からそうした傾向はあったが、少なくとも高校の先生たちは踏ん張って、受験科目であってもなくても、学ぶ楽しさ考えるおもしろさを伝えようとしてた。それが大人になってから役に立つ。

 教育委員会への報告を改竄し、授業の実態がない高校まで。まるで官公庁の空出張、自分を利するためなら不正は許されると、白昼堂々と教えてるのと同じ。要領さえ良ければ、有利なポジションを得られると覚えた子たちが、高学歴となり社会の指導的立場に就く。

 これじゃ、本なんか読まないよね。自分の頭で考え、自分の足で動くように説いたって、ズルをしても世間の評価を得れば、お金持ちになれると教えて、競争社会の中で勝ち抜くのが正義と刷り込み、そのためには他を切り捨てるように覚えさせてる。未来への夢も希望も描けない。

 恐ろしいのは、こうした方法で切り抜けても、これからの世の中では通用しないこと。頭の中に借り物の知識を詰め込んでも、コンピュータのメモリの容量には及ばない。リアルな現場では、本気で向かい合う人だけが勝ち残る。その場凌ぎで子どもたちを犠牲にする罪は重い。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年10月26日 (木)

躾られてない

 21日から行方不明になってた長野県小諸市の小6女児が、25日未明に行動を共にしていた31歳の男性と共に小田原署に出頭。男性は未成年誘拐容疑で逮捕された。無事に両親の元に戻って、万々歳と言いたいところだけれど、私にとっては不可解なことが多すぎる。

 父親は59歳というから随分と遅いときの子どもで、それだけに目に入れても痛くなかったのだろうが、小6の娘に付き添いもなく、友だちと2人で市外へ行かせるのが不思議。誰と行くかさえ確認しないなど、私が娘を育てたときには考えられない行動。放任でなく無責任と思わないのか。

 母親は母親で携帯電話で連絡を取りながら、誰の家に泊まるのかも確かめてない。小6で外泊など早過ぎると思うが、百歩譲っても相手の家人に代わってもらい、「娘が世話になりますが、よろしくお願いします」と伝えるのが常識。子どもを信じてるとか信じてないとかのレベルじゃない。

 娘も娘でご気楽に、知らない大人の男に簡単に誘われ、ドライブやら箱根の別荘やら遊んでた。身体だけは大人だから、どんな危険が潜んでるかわからない。何が起こってたとしても、軽率な自分を責めるしかない。連れ回した無職の男も、頭の中は空っぽ。30歳を過ぎてるとは思えない。

 登場人物は阿呆ばかり、これが特殊なケースでないとしたら、日本は間違いなく壊れてる。とりわけ両親は、どう娘を育ててきたのか、やって良いこと悪いことを、きちんと教えなかったのか。親の責任を放棄するのは、子どもの自由と人格を認めるのと、まったく違うとわからないのか。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年10月25日 (水)

第12回営業マンフォーラム開催

 売れない理由は、商品でなく、会社でもない。
 自らが確信し、伝わるように演出すれば、
 成果は当たり前のように導ける。

 第12回営業マンフォーラムを次のように開催します。

 11月16日(木)19時〜21時

 マイスペースCafeMiyama高田馬場駅前店

 東京都新宿区高田馬場2-17-4 菊月ビルB1F
 電話 :03-5292-5772

 参加費3,000円

 講師 島田士郎

 テーマ「何を売るか、どう売るか」
     〜顧客へ確信を伝えられるか〜

 新宿のロケーションがもう一つだったので、
 今回は高田馬場の駅前へ移動。
 会場探しで苦労してますので、
 情報があれば提供してください。

 お申し込みは私宛のメールか、mixiコミュニティへの書き込みで。

島田士郎

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年10月24日 (火)

通話料0円だって

 24日から電話番号を変えずに携帯電話会社を乗り換えられるMNP(携帯番号ポータビリティ)がスタート、その前夜にソフトバンクモバイルの孫正義社長が、加入者間の通話料金やショートメールを無料にすると発表。時間制約などあるけれど、挑戦的なプライスであるのは確か。

 このプランの基本使用料は月額9,600円だが、来年の1月15日までに加入すれば70%オフの2,880円。しかもこの額が、永続的に基本料金として適用される。他社の携帯電話への通話料金は、ドコモやauに比べて割高だけど、シェアを高めようとする意気込みは充分に伝わってくる。

 ソフトバンクはヤフーBBを傘下に収めたときも、画期的な低価格でキャンペーンを張ったけれど、それで圧倒的な成果を導いたわけではない。日本の携帯電話の通話料は高すぎると指摘してるが、今の使われ方そのものが異常のような気もする。人と人が、目を見て話さなくなった。

 携帯電話という言葉さえ、最近の機能を考えると、相応しくないようにさえ思う。カメラになる。インターネットも使える。TVも見られる。お財布にさえなる。単に通話するだけでなく、モバイル・ステーションとしてどれだけ機能するか、その際の料金設定はどうなるのか。

 情報の受発信が著しく変化する時代に、この辺りの仕組みをわかりやすく説明し、シンプルに提案できる企業が勝ち残るのではないか。コンテンツそのものはひとつでも、見せ方には幾通りもの可能性がある。そのように考えると、私にとっても他人事ではない。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2006年10月23日 (月)

アフィリエイト

 大手仲介業者7社が、今年2月に設立した日本アフィリエイト・サービス協会では、サイト開設者自身のクリックや、誇大表現での訪問者誘導などを禁じる一方で、広告を出稿する企業には報酬額などの条件を明示するよう要求し、インターネット広告での不正やトラブルを防止する指針を発表。

 アフィリエイトによる広告費は、05年度で314億円、08年には1,000億円を超えると見られ、仲介業者も50社以上に増えてる。まだまだ小規模な市場だが、成長率が著しいことから、これからも加速的な参入が予測され、健全化を図るには絶好のタイミング。

 とりわけ起業を考える個人には魅力的な収入源。それだけにさまざまな情報が飛び交い、必ずしも良質なものばかりでないのも事実。アフィリエイトへ誘うホームページや情報商材だけでなく、アクセス数を伸ばすという触れ込みのweb制作者も多く、正直に言って玉石混淆。

 私など詳しいわけではないから、SEOについて説明されても、申し訳ないが、わかったような、わからないような……。やはり見た目で魅力的でなきゃ、テキストに説得力がなきゃ、アクセスを伸ばすことができても、それ以上に踏み込んでもらえないような気がする。

 アフィリエイトに関わる人たちも、本気で商品に惚れ込んでるなら良いのだが、リンクをたくさん貼ることで、窓口を広げようとしてるだけなら、ちょっと違うように思ってしまう。バーチャルが便利と目を奪われてると、リアルの感覚が薄れていき、危険なようにも考える。

| | コメント (0) | トラックバック (24)

2006年10月22日 (日)

国際反戦デー

 21日は国際反戦デー、と言っても1966年に当時の総評の呼びかけで、ベトナム戦争に反対するために始まったもの。高校生の頃は黒いヘルメットをかぶって、浦和の玉蔵院周辺をジグザグのデモ行進。深くわかっていたわけじゃないが、大国が戦争で民衆を殺すのに反発してた。

 それも遠い昔の記憶として、忘れかけていたけれど、東京の浅草周辺をご老人たちがデモ行進。東京大空襲と原爆被爆者というが、遺族も含まれてるので、全員が還暦を越えてるわけじゃない。国に対する損害賠償と謝罪を求める訴訟のデモストレーション。

 確かに現行の遺族補償は、旧軍人と軍属およびその遺族に限られる。戦地でない地域を襲ったアメリカ軍の行為が、限りなくテロに近いということもあるが、基本的には大日本帝国憲法の発想がそのまま引き継がれてる。すべての戦争被害者に差別なき補償を求めるのは頷ける。

 そうは言っても戦後60年を経て、どのように補償すべきなのか。日本人だけでなく、近隣諸国の人たちも、癒せない傷を負ってる。具体策など考えつかないが、私たちが忘れてならないのは、無数の犠牲者を礎にして、日本の平和が築かれてる事実。一度の過ちは、そう簡単に贖えない。

 正直に言って戦争を知らない私たちの世代は、語り継ぐべきリアリティを持っていないけれど、それでも戦争によって苦しむのは民衆であり、それがどれだけ苛酷で悲惨なことなのか、聞きかじりでも伝えていかなきゃならない。人が人を殺さずに済む幸せを手放してはならない。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2006年10月21日 (土)

なぜ禁止しないの

 厚生労働省は「健康日本21」の計画で、喫煙率の減少を目標設定する方針。これに対して日本たばこ産業は、個人の嗜好に行政が数値を示して介入するのは、共生に繋がると反論してる。私のような喫煙者にすれば、すでに強権発動で片隅に追いやられてる印象が強い。

 今は民営化されてるが、日本で煙草は専売公社が独占し、今もその流れは変わっていない。税率が高いのも承知してるが、若い頃から吸い慣れた煙草を、どうして今さら止めなきゃいけないのか、まったく理由がわからない。日本政府のお墨付きで、成人に許された嗜好品だったじゃないか。

 受動喫煙とか健康被害とか、研究成果が発表されるけど、覆されるものも少なくない。本当にそれほど迷惑で、社会に害悪を撒き散らすものなら、どうして日本たばこ産業を潰して、喫煙者を逮捕しないのか。公共機関の喫煙スペースをなくすのも、掃除が面倒なだけじゃないのか。

 煙草の匂いが嫌いなら、酔っ払いの嘔吐は好きなのか。動物性の強い香料は、人に迷惑をかけないのか。お互いに好き嫌いはあるのだから、それぞれがマナーを守り、棲み分けできるようにするのが社会の知恵。飛行機だって、列車だって、全面禁煙は暴挙以外の何ものでもない愚策。

 そんなに煙草を攻撃したいなら、日本から一掃すれば良い。私たちの世代のように、政府が煙草を勧めた人たちには、きちんと詫びて賠償金を支払う。それなりの筋を通してケジメをつけなきゃ、とてもじゃないが煙草を止められない。正義の仮面を被って、ふざけるんじゃない。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2006年10月20日 (金)

密室の独裁者

 福岡県の中学2年生が自殺、原因はイジメによるものだが、煽ったのが47歳の担任教諭というから事態は深刻。当事者は体調を崩して入院、そのうえ好調はこの期に及んで取り繕いの会見、呆れて開いた口が塞がらない。47歳の大人に狙われたら、13歳の子どもに逃げる術はない。

 同じような事件は1986年に、やはり中学2年生が犠牲者になり、50代の教諭らに「葬式ごっこ」と悲惨な仕打ちを受けた。この事件は大きな社会的反響を呼び、教育現場は再検証を促される。その後もいくつかのイジメによる自殺はあったが、文部科学省の統計によると、この7年間の自殺者はない。

 そうは言っても今回の経緯から推し量ると、表に出ない部分でさまざまな問題が進行してるような気がする。私たちの時代もそうだったが、教師は一歩教室へ足を踏み入れると、批判を許さない絶対権力者であり、嫌われてしまったら進路にも暗い影を落とす。誰よりも、子どもたちはそう認識してる。

 昔の教師は偉かったのか? そうとばかりは言えなかった。ヒステリー体質や依怙贔屓、独善的な教師とも数多く出会ったし、鉄拳を振るう教師は愛の鞭でなく、そのほうが調教しやすかったからに過ぎない。教育現場を聖域とすることで、日本の未来は歪められていった。

 正直に言って大学を卒業し、社会人としての経験も積まずに、人を教えることに無理がある。知識を流すだけでなく、育てようとするなら、純粋培養の教員を送り出さないこと。今のシステムを守ってる限り、同じ問題は間違いなく再発し、子どもたちに防ぐ手段はまったくない。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2006年10月15日 (日)

言葉が足りない

 未成年による親の殺害および未遂は、去年で17件、今年もすでに10件と報じられてる。格差社会の歪みを指摘する専門家もいるようだが、昔のほうが貧乏な家庭は多く、実際に動機を調べると、成績や生活態度を叱責されたことが過半数を占めるという。外から見たら普通の家庭。

 オディップス王の時代から、子は親を殺して大人になる。でも、それは心の世界。既成概念から抑圧され、自立への意志と葛藤が生まれ、その結果として社会と調和し、それぞれの環境を受け入れる。親の世代になったからといって、思い通りに生きてる人は極めて少ない。

 暴力や虐待は問題外だが、親が子に価値観を押しつけるのは、相手が未熟なのだから仕方ない。子にしても経済的に自立してなければ、不合理な決定でも甘受して、成人するまでは堪えようとする。親は子が脱落しないように配慮し、子は可能性に挑戦したいから、基本的に折り合いは付かない。

 それでも破綻を来さないのは、お互いの理屈をぶつけ合い、それぞれの言い分を認め合い、少しずつ譲り合うから。親でも子でも、一人ひとりが人格としては独立してる。それをわからせたうえで、親の理屈を説明しなきゃ、子は従うしか道はないと思い込む。

 親が子に希望を託すのは、実のところ親の勝手。それをわきまえたうえで、意見として伝えるなら、子は考えるチャンスを与えられる。単純に子の自由にさせてたら、目先のことしか見えないから、未成熟なままで大人になる。親は子と本気で付き合わなきゃ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年10月14日 (土)

【みずほの郷】セミナー

【みずほの郷】セミナーのご案内

 【みずほの郷】とは、どのようなものか。
 そこで何が生まれるのか。
 いよいよ新しいビジネスが立ち上がります。
 今の日本に疑問を感じてる方、新しく行動を起こしたい方、
 島田士郎の言葉から、必ず納得できるヒントが見つかります!

 【みずほの郷】セミナー
 10月21日(土)18時〜21時
 「美味しく食べて健康に暮らす」がテーマ
 講師 島田士郎

 場所 市民活動センター
 (飯田橋駅前・セントラルプラザ10階)
    新宿区神楽河岸1-1 セントラルプラザ10階
    電話 03-3235-1171

 参加費 2,000円

 お申し込みは、私へのメールか、メールで下記まで。

 kowa1@maple.ocn.ne.jp

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年10月13日 (金)

日本シリーズ

 プロ野球パ・リーグのプレーオフで、勝率首位の日本ハムファイターズが優勝。25年振りのリーグ優勝というから、昨年のロッテに続いて、どのチームからも目が離せないということになる。札幌に本拠地を移して3年、地元の期待に応えての快挙。北海道の人たちも喜んでるだろう。

 セ・リーグは一足早く、中日ドラゴンズが制した。阪神タイガースも最後まで善戦したが、一歩及ばずの結果。それでも地力のあるところを見せつけ、チームとして生まれ変わった印象が強い。かつての覇者である巨人は2年連続で精彩を欠き、プロ野球の地図は大きく塗り替えられてる。

 来年は引き続き交流戦、セ・リーグもプレーオフ導入。どのチームにもチャンスは芽生えるが、今までと同じ発想で、巨人戦中心のTV中継では、プロ野球人気は盛り返しそうもない。地域と密接に結びつき、球場へ足を運んでもらうのが、最初にやらなきゃならない作業。

 プロ野球にしても、六大学野球にしても、都市対抗野球にしても、全盛時はお祭りだった。贔屓のチームが勝てば嬉しいけど、それ以上に荒々しく闘う戦死の姿に、勝っても負けても酔いしれてた。それがいつの頃からか、プロ野球は組織論で語られるようになる。

 私は巨人ファンだけど、今の巨人には魅力がない。どの選手の顔も、野球をやってる喜びが伝わらない。プレッシャーを一身に背負い、ノルマをこなすようにプレーする。あまりお行儀が良すぎると、日常世界とどこが違うのか、わからなくなるのだろうな。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2006年10月12日 (木)

瀬戸際外交だって

 北朝鮮の核実験宣言に、国際世論が大きく揺れてる。国連では制裁の方向での調整、でも本当に核実験かどうかは未確認。今までもアドバルーンを揚げ、世界の注視を集めることで、自国に有利な擁護論を引き出すのは常套手段。しかしながら、今度ばかりは風向きが怪しい。

 被爆国の日本としては、いかなる核兵器にも反対するのが筋。だけど大国と呼ばれる核保有国は、少しは恥を知ったほうが良い。アメリカは唯一の核兵器使用国だが、太平洋での好く実験でも環境を破壊し、日本の漁船の被害を及ぼした過去がある。アリゾナでやれば許されるというものじゃない。

 大国が核兵器を持つのは認められ、それ以外の国には脅してもあきらめさせるのは、そもそも道理の通らない話。腰に刀を帯びた武士が、丸腰の農民と対等に話すといっても、誰が信じるものか。大事なのは殺す意思を放棄すること。すべての国が核を武力として使うのを禁ずること。

 それにしても北朝鮮の歩む道は、太平洋戦争へ突入した日本とよく似て、そこで暮らす人たちの無念が、とてもじゃないが他人事と思えない。国家の正義のために、苦しめられるのはいつも庶民。それがわかっていたら、挑戦高校の生徒への嫌がらせなどできない。

 今まで友好的だった中国や韓国も含め、経済制裁の動きは加速されるに違いない。北朝鮮首脳部は突っ張るかもしれないが、煽りを受けるのはこれから冬を迎える庶民。せめて飢えさせないよう、凍えさせないよう、彼ら彼女らを救う道はないのか。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2006年10月11日 (水)

プロの仕事師

 妻と二人で黒部まで遊びに行ってきたが、観光バスの運転手が凄かった。最初に驚かされたのは、基本となる運転。高速道路を走るとき、低速車を抜きながら、決して無理はせず、安全かつ迅速に目的地へ急ぐ。当たり前のようだけど、これができる運転手は少ない。

 お陰で目的地には、常に予定時刻より早く到着し、観光のポイントや注意点を、さり気なく添乗員にアドバイス。添乗員も若いけど、一生懸命さが伝わってくる人だったので、そのまま運転手の知恵と披露する。その空気感が、私たち旅行客を癒してくれる。サービスの本質をわきまえてる。

 要するに、運転するだけが、仕事と考えてない。ツアー客を楽しませ、添乗員をサポートし、楽しい思い出を演出するのが、自分の仕事と心得てる。それでいて出しゃばらず、黒子としての役割を自覚する。それが細かいところに表れて、この運転手は徒者じゃないと思わせる。

 圧巻だったのは、最後に高速道を走ってるとき、普通の運転手なら、乗客を上田駅まで送り届ければ、誰からも文句を言われない。それを姥捨付近の夜景が見事と説明し、車内のライトを消して、皆が楽しめるようにショーアップ。再び点灯したときは、全員が拍手。

 長野県の千曲観光の佐々木さんという運転手、長野県が大好きなことも、観光客を本当に大切にしてることも、びんびんと伝わってくる。それでいて最後の挨拶では、会社をよろしくとしか話さず、潔くて気持ち良い。こういう仕事師が、まだまだたくさんいるんだろうな。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年10月 9日 (月)

悩ましき実情

 昨年度の1ヶ月平均の生活保護世帯数が、104万1508世帯と過去最多となってる。1980年度に75万世帯から92年度には59万世帯と減少したが、それから増加へ転じて、ついに100万世帯を突破。日弁連によると、申請を拒否されてる世帯も多く、潜在者数も含めるとさらに膨らむ。

 日本国憲法第25情に基づき、国民は最低限の生活を保障されてる。社会的弱者を救済し、支える理念には賛同するが、原資は私たちの税金ということも忘れてならない。本当に保護されるべき人が保護されてるのか、不正受給者も多いのも実情。プライバシーの問題も含め、どこまで踏み込めるのか。

 高齢化に伴う申請も増えてるが、社会保険の義務を怠り、年金の受給資格を得てない人は、自業自得とならないのだろうか。真面目に年金を負担してる人と、どれだけ生活レベルに差が開くのか。義務を果たさなくとも、困ったら助けてもらうというのは、虫が良すぎないか。

 どうしても困ってる人たちを助けるにしても、それがいつまで続くのかも、個別的に違うから大変。母子家庭の場合なら、養育費を負担するのは本来は離婚した配偶者。一時的に生活保護を認めても、別れた旦那から強制的にでも徴集するのが、筋というものじゃないか。

 働きたくない人と、働けない人も、きちんと切り分けなきゃ。弱者の振りをして甘えたり、しらばっくれたりしてる連中を、お役所はちゃんと摘み出してくれなきゃ、お金はいくらあっても足りない。そのうえで本当に困ってる人たちに、救いの手を差し延べてほしい。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2006年10月 8日 (日)

根腐れしてる

 数日前のTV番組で、自民党、民主党の国会議員たちが、消費税を見直し10%以上にするのは、時代の流れでやむを得ないとの認識。高齢化社会を支えるには、すべての世代が均等に負担するのが、最も合理的という理由。前提になるのは、今のシステムに問題はないとの認識。

 冗談じゃないよ。社会保険庁の組織ぐるみの乱脈や、地方自治体の裏金作りだけでも、庶民の頭は相当カッカしてるのに、今度は全国47労働局で70億円の不適正経理。国民の税金を湯水の如く飲み食いに使って、処分されたと言ったって職を失うわけじゃなし。どう考えても甘いんだよ。

 そもそもが官僚のキャリア制度、元々は明治時代の高等文官試験、100年経って、大日本帝国憲法から日本国憲法へ変わっても、その本質を維持したまま今に至ってる。国会の会期中は徹夜続きとのたまうが、必要ならノンキャリアの官僚にやらせれば良い。要するに選民意識の裏返し。

 採用時の既得権を手放さず、途中でチェックされることもなく、右肩上がりで権力と収入が増していけば、自分たちの思考と行動を捉え直すわけがない。同じ職場のノンキャリアたちが多少の悪さをしても、自分たちの立場を脅かさなきゃ見て見ない振り。

 それで国会議員とつるんで、国民から年貢を取り立てりゃ、やってる結果がどうであれ、無尽蔵にお金は流れ込んでくる。消費税に反対したって、直接行動に出られるわけもなく、企業がやったら追徴課税。このシステムにメスを入れなきゃ、私たちは絞り取られるだけ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年10月 7日 (土)

正直といえば……

 日本スケート連盟の背任横領事件で、容疑者の久永元会長は「自由になる金が欲しかった。甘い汁を吸いたかった」と、動機を述べてると報じられたが、名誉欲や金銭欲に捕らわれると、晩節を汚す典型だよね。地方自治体の裏金作りも、ホンネでは共通するところ。

 って言うか、善し悪しを別にしたら、今の時代を動かす原動力。偉い人と敬われたい、楽して贅沢に暮らしたい、できるかできないかは別として、憧れてる人は少なくない。早い話、TVドラマの水戸黄門になりたくて、印籠になるのが現金だと信じて疑わない。

 座って半畳、寝て一畳。聞いてもわかんない人が多いよね。人が暮らすのに、そんなにたくさんのものは要らないという意味だけど、使いもしないスペースを欲しがって、悪巧みする輩が後を絶たない。人を騙して、ルールを破って、それでも金を掴んだヤツが勝ち。

 でも、私だって少しばかり稼いでた頃は、贅沢の真似事をやったりして、人のことを言えた義理じゃないかも。法令には違反しなかったけど、入ってくるお金を拒む気もなかった。同じ立場に置かれたら、清廉潔白だったと言い切れない。五十歩百歩と言われても……。

 だからこそ私たちは、自分に問い直さなきゃ。何のため一所懸命に頑張ってるのか。お金だけが目的じゃ、淋しすぎるじゃないか。自分がやったことで、人を不幸にするより、少しでも幸せな人を増やせたら、嬉しいと思わないか。人の振り見て、わが振り直せ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年10月 6日 (金)

第11回営業マンフォーラム

 9月で第10回を迎えた営業マンフォーラムだが、MCを勤めてくれた福島さんとも話し合い、参加者の意見交換会から、島田士郎のセミナーを中心に展開し、参加者相互の交流を深めるように衣替え。これを機会に福島さんは運営から離れ、名実共に島田士郎が全力投球する舞台になる。

 10月6日で54歳を迎えることもあり、いよいよここからが正念場。営業力とは価値の源泉を掘り下げて、伝わるようにシナリオを描き、双方向のコミュニケーションを経て、相手の理解と共感を得るプロセスだから、営業マンにだけ必要なスキルやノウハウではない。

 これからの時代、営業力がなければ、個人も組織も淘汰される。どうすればイニシアティブを握り、戦略的なコミュニケーションをとれるのか、自分の主張をリアルへ落とし込めるのか。すでに12人が参加を表明してるが、本気で私とぶつかりたければ、ぜひぜひご連絡ください。

 第11回営業マンフォーラムを次のように開催します。

 10月19日(木)19時〜21時

 マイスペース新宿区役所横店

 東京都新宿区歌舞伎町1-3-3-5 相模ビル2階4号室
(1Fが喫茶店のルノワールです)
 電話 :03-3209-6175

 参加費3,000円

 講師 島田士郎

 テーマ「なぜ、営業力が必要なのか」
     〜ビジネスで成功する礎を築く〜

 参加ご希望の方は、私宛のメールでご連絡ください。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2006年10月 5日 (木)

千両役者だね

 兵庫国体の高校野球は、甲子園の再来で、またもや早稲田実業鵜が駒大苫小牧に勝利。斎藤投手と田中投手が先発完投、1対0の僅差による好ゲーム。いつもの年なら国体まで高校野球を追わないのに、両校が決勝戦まで駒を進めるなど流石だね。どちらにもたくさんのファンができた。

 準決勝の試合で勝利を確信してから、早実の斎藤投手が青いハンカチを取り出し、汗を拭うパフォーマンスに賛否両論。確かに昔の高校生なら、あんなことはやらなかったけど、それは大人の言いつけを守っていただけ。高校生くらいになれば、自分がどう見られてるかわかってるさ。

 それが絵になるんだから、素直に認めなきゃ。斎藤投手にしても、田中投手にしても、大学野球やプロ野球で活躍できるかは未知数。今がピークなのか、それとも先なのか、本人たちだってわからない。それなら自分の力で得たポジションを、最大限に活かすのは賢明な選択。

 人には流れがあり、いつでも実力を発揮できる環境に置かれるとは限らないし、今の力が永遠に保たれるという保証もない。チャンスの波が来たとき、ためらわずに乗れるか、それとも理屈をつけて見送るか、たとえ失敗しても、果敢に攻めた経験は必ず財産になる。

 最下位の楽天に指名され、名将野村監督との出会いを喜ぶ田中投手も、自分が歩く道に曇りはなく潔い。堂々と青いハンカチを意識する斎藤投手も素晴らしい。近頃の若い奴らは、太くてたくましい。大人たちの狭い了見に影響されず、真っ直ぐ大きく育ってほしい。

| | コメント (0) | トラックバック (3)

2006年10月 4日 (水)

豊洲のチャレンジ

 江東区豊洲に巨大複合施設が誕生する。場所は石川島播磨造船所跡地で、7ヘクタール近くあるというから凄い。駐車場2,200台、1,500戸のマンションを隣接して建設予定。紀伊国屋書店や東急ハンズなど大型専門店の他に、スーパーもあれば映画館もある。ひとつの街が現れる。

 目玉はメキシコ発の「キッザニア東京」。子どもサイズの街をつくり、そこにさまざまなパビリオンを設け、楽しみながら模擬的に職業体験。成果によって架空の通貨も支払われ、経済と流通の仕組みを学べる。ペットブームを反映し、天然芝のドッグランや、共に入れるペットカフェも。

 そのうえさらに船着き場まであり、浅草と結ばれるから、台場から浦安にかけての湾岸リゾートが、さらに充実するというわけだ。開発は三井不動産、開業1年目は1300万人の来場、310億円の売上を見込んでる。青写真通りに展開すれば、景気を刺激してくれるかもしれない。

 懸念材料は、銀座や日本橋など老舗が集まる商業地区からも、東京ディズニーリゾートがある浦安からも近く、それでいて全国から集客するだけのテーマに絞り込まれてないこと。最初の頃は物見遊山で訪れる人もいるだろうから、その人たちをリピーターにできるかどうか、そこが勝負どころ。

 人工的な巨大建造物を中心に、諸々の要素を取り込んだ箱もの企画は、私の目には少し旧い手法に映るけど、それがどれだけ通用するかも注目したい。都心に近い立地条件であれば、人々の自然回帰の流れを止められるのだろうか。どちらにしてもオープン、賽は投げられた。

| | コメント (0) | トラックバック (2)

2006年10月 3日 (火)

社長の責任

 ライブドアの堀江被告の公判も、すでに10回を迎えてる。今日は系列の金融会社を経営してた中村被告。報道を読む限りでは、堀江被告は報告を受けてたらしいけど、積極的に関わってる印象より、最終の数字を無邪気に喜ぶ幼児性が際立つ。これは前回の宮内被告でも同じ。

 言ってしまえば堀江被告は人寄せパンダ、実際に仕切ってたのは宮内被告らで、お金の流れも限りなく不透明。堀江被告にすれば、任せておけば安心と、御輿の上で胡座を掻いてたのに違いない。経営に関しては、宮内被告のほうが一枚も二枚も上手。堀江被告は才に溺れた道化師のよう。

 それでもなお、堀江被告の責任は重い。理由は簡単、代表取締役だから。上の空で返事しても、他の誰かが書類に捺印しても、会社として起こした行動は、すべて社長が責任を負わねばならない。皆にチヤホヤされて務まるなら、世の中の経営者たちは誰も苦労しない。

 当たり前のことだけど、肩書が重くなるほど孤独になるのは、組織社会の基本的な掟。だから経営者たちは、私たちのような外部の人間と距離を保ちながら、その意見に耳を傾けて、最終的な決断を自分ひとりで下す。仲良し倶楽部というだけでは、組織を束ねていけないんだ。

 若い世代の経営者は、この公判から学ぶべきことが多い。誰とどう繋がるのか、いかに謙虚な姿勢を保つのか、歯に衣着せない直言を退けてたら、堀江被告の二の舞になりかねない。事業は人なり、経営者が人として成長しなければ、瞬間風速の勢いは長続きしない。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2006年10月 2日 (月)

お金が見えない

 同じ顧客に高額な商品やサービスを繰り返し売りつけるのを、次々販売と呼んで消費者の注意を促してるということだが、その陰に信販会社が結びついてるとの指摘。展示会などに信販会社の社員が派遣され、その場でクレジット契約へ至るケースが多いらしい。

 とりわけ目立つのが呉服業界らしいが、そもそもが高額商品で、和服の種類も数多く、帯など組み合わせるから、支払総額が膨れるのはやむを得ないところもある。販売員が熱心なのか、強引なのか、立場によって解釈は異なる。買う気がなければ断れば良いという理屈も成り立つ。

 しかし、そこに信販会社が絡んでるとなると、どれほど目立たないようにしても、少なくとも道義的責任を免れない。まして呉服となると対象は女性、屈強の男性が複数で詰め寄れば、恐怖心を覚えたとされても弁解できない。知恵を働かせたつもりが、情に疎いことを露呈した。

 信販会社といっても資本系列で、それぞれに色合いが違うので、一概には言えないのだが、カード社会が進む世の中では、社会的責任を強く問われる立場。企業と消費者それぞれの信用を、どれだけ計数として把握してるか、無理がない形で繋いでるか、これからの課題にされるだろう。

 その一方で消費者は、ますます自己責任を負わなきゃ、とんでもない危地へ追い詰められる。こうしたケースでは、被害者と加害者に切り分けたがるけど、消費者の自覚が足りなかったのも事実。自分の財布の中にいくらあるのかを確かめ、目に見えないお金が主流になるほど、流されてはいけない。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2006年10月 1日 (日)

働き過ぎなのか

 従業員10人以上の12,000事業所を対象に、厚生労働省の昨年10月の調査では、ひと月の時間外勤務が100時間を超える従業員がいる企業は7社に1社。ちなみにそれだけ働くと、過労による心筋梗塞などを引き起こし、労災認定の危険ラインの目安となってる。

 過労が引き金になった心筋梗塞や脳出血などで、昨年度は330人が労災認定を受け、これは前年度より12%増の過去最多。今年4月からは労働安全衛生法が改定され、従業員50人以上の事業種に対し、自己申告に対応し医師の面接指導を義務づけてるが、この結果がどう出るのか推移を見なきゃ。

 でも、法定労働時間は週40時間だから、土曜日を出勤するだけで32時間の超過。毎日2時間半の残業を続ければ、すぐに100時間を超えてしまう。それでも週に1日は休めるのだから、私が現場で働いてた頃と比べると、随分と楽になってるような気もする。

 出版社ということもあったけど、1年間に200日以上出張したことも。地方に出れば朝の9時から動き始め、郊外の店が閉まるのは午後9時、それからホテルに戻り報告書をまとめたら、移動時間も含めると14〜15時間になる。1ヶ月に休日が1日のこともあり、やはりよく働いていたのだろう。

 それでも持ち堪えたのは、仕事がおもしろかったから。そう考えると基準は時間だけでなく、仕事の内容や取り組む姿勢で、かなり違うような気がする。個人差もあるだろうし、時間さえ短縮すれば、労働環境を整えるという発想は、ちょっとずれてるような感じ。

| | コメント (0) | トラックバック (4)

« 2006年9月 | トップページ | 2006年11月 »