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2006年9月17日 (日)

羮に懲りて膾を吹く

 兵庫県では男女6歳以上の混浴を禁止する条例があるそうだが、公営浴場の家族風呂も混浴として禁止するように指導。兵庫県によれば家族であるかどうかは自己申告であり、その判断を合理的に下せない以上、風紀を保てない施設は求められないとの見解。お役人根性丸出し。

 たとえ夫婦でなくとも、男と女が裸で風呂にはいるくらいで、何かが起こるわけじゃない。県下には風俗店も数多く営業して、そこでは怪しい行為を繰り返してるのは、誰もが知ってるどころか県が許可してる。ラブホテルにしても、建ってるだけで教育に悪いと言えば悪い。

 インターネットにアクセスすれば、未成年でもアダルトサイトを閲覧できる時代に、仲の良い男女が別料金を払い、一緒に風呂を楽しむくらいで目くじらを立てる必要があるのか。本物の家族なら微笑ましい風景。幼子を夫婦が世話して、どこが風紀を乱すのか。

 そんなところで重箱の隅を突くより、教育の現場でやることがあるだろう。社会秩序を乱す者を取り締まるのが先だろう。家族風呂を楽しむような人は穏健な市民、県の命令に反してまで自己主張しないかもしれないが、そこでお役人風を吹かすことに何の意味がある。

 確かに全国で公務員の不祥事が相次ぎ、神経質になってるのはよくわかる。モラルを見直したいとの良心が、小さな芽を摘みたかったのかもしれない。だけどやっぱり順番がおかしいし、家族風呂を禁止する説得力に欠ける。権力を行使するなら、もう少しバランス感覚を磨いてからにしてほしい。

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