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2006年9月13日 (水)

今こそ地産地消

 地産地消という言葉がある。地域で生産された農産物や水産物を、その地域で消費するという意味。元々は1980年代に農林水産省が提言し、地域の食生活の改善などを意図してたが、近年では昔からの食生活を見直そうとの色彩が濃い。食糧自給率40%という日本への問題提起かな。

 この背景には、食土不二という考え方もある。これは生まれ育った土地で採れたものを食べるのが、人の健康に最も良い影響を及ぼすというもの。季節ごとの自然の恵みは、身体の欲するところと調和して、自然治癒力を高めると説く人もいる。医食同源と似たような発想である。

 難しいことを考えなくとも、農水産物は腐るものだから、早く食べなきゃいけないのは当たり前。遠くから運ばれる農水産物は、腐らないように処理するから、人体に悪い影響を及ぼすのも仕方ない。経済効率を優先するか、それとも健康な生活を重視するか、ここが思案のしどころ。

 あまり厳密に考えすぎると、食べられないものが増えるから、日本人は日本の農水産物を食べると、ザックリ考えたほうが良い。少しくらい値段が高くとも、どこでどう栽培したか見えない野菜より、日本の農家が丹精込めた野菜を食べたい。それを提供してもらうには、私たちの覚悟も問われる。

 農業や漁業は、私たちの生命を支える基幹産業。そこで働く人たちが報われなければ、次世代を担う人たちは現れない。農水産物が工場で産み出されるイメージでは、一つひとつの食材の有り難さも身に染みない。私たちは生命を摂取することで、自らの生命を保つと忘れちゃいけない。

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