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2006年8月19日 (土)

国民性の違いなのか!?

 韓国の盧武鉉大統領直属で、財産調査委員会なるものが発足したという。これは盧政権が推し進める現代史見直しの一環で、過去の対日協力者が築いた富を、独立後も既得権として手放さないのは不当として、昨年の暮れに制定された法律に基づいてる。

 対象になるのは該当者約400人の子孫、1910年の日韓併合まで遡るというから驚く。日本でも官有地の払い下げから始まって、政界や軍部との繋がりの中で富を築いた個人や企業は多い。現代法から照らし合わせれば違法でも、当時が合法であれば歴史的事実として受け入れられてる。

 この報道に接したとき、国民性の違いなのかと感じたが、盧武鉉大統領の個性に基づくところも多いようだ。義父は朝鮮戦争で北朝鮮の兵士として、当時の金日成主席から英雄として表象された人物。そのせいか北朝鮮に対しては寛大で、日本に対しては批判的かつ強硬な言動が目立つ。

 日本と韓国は最も距離の近い国同士だから、古代からさまざまな交流があり、私たち日本人の祖先には、中国や朝鮮半島出身の帰化人も多い。古くは任那の日本府から豊臣秀吉の出兵、そして西郷隆盛の征韓論と、日本が領土的野心を抱いたのは歴史的事実。過去を掘り起こせば、火種はいくらでもある。

 それでも若い世代を中心に、お互いを尊重して、良い関係が築かれつつあると思う。それを一国の元首が煽るように、双方の国民の角を突き合わせ、誰を利すると考えてるのか。正義は時代によって異なるし、人々はたくさんの間違いを犯してきたが、大事なのは過去ではなく未来ではないのか。

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