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2006年7月23日 (日)

MLMの勘違い

 私自身は関わったことはないが、仕事がらMLMのことも少しはわかる。1950年代からアメリカで始まった販売形態で、企業と消費者をダイレクトに結ぶことで、中間の流通マージンを排除でき、消費者に紹介料を還元するシステム。原則としては違法性はない。

 要するに企業以外は皆が消費者なのだが、販売する権利を得ることで、自営業者のように錯覚する。これが最初の躓き。次に階層ごとに紹介のマージンが違うので、組織をつくれば働かなくとも収入を得られるように思い込む。これが第二の躓き。あげくの果てはセミリタイアの夢を見る。

 少し考えればわかることだが、どのような商品でも、永久無限に消費され続けることは難しい。飽きたらやめるし、死んだら消費できないし、金がなければ商品を買えない。会社組織と根本的に異なるのは、お互いがお互いを当てにして、すぐに崩れる性質を帯びてること。

 それでも商品に惚れ込んで、良い物だから勧めてるなら、マージンが入ろうが入るまいが文句は出ない。ところが商品が二の次で、お金儲けが最優先。そのうえ楽して儲けたい心構えの人が多ければ、さまざまなトラブルを引き起こすのは目に見えてる。他人は自分の都合で動いてくれない。

 率直に言ってMLMそのものに問題があるというより、そこに関わる人の意識に問題が多すぎる。お金儲けは額に汗して働くか、誰も考えられないアイデアを捻り出すか、どちらにしても苦労しなければうまくいかない。消費者はどこまでも消費者、その基本を忘れないことが肝心。

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