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2006年5月27日 (土)

雨の日は頭を空っぽに

 私は大学の文学部を卒業し、長いこと出版社に勤めてから、独立して本を書いたり、セミナーで教えたりしているが、その中心に据えられていたのは、いつも本だったような気がする。学生時代に5千冊の本を読み、会社で本を売ったり作ったり、独立してから20冊以上を書いている。

 でも、本にもいろいろあって、私が最初に読んだのはA・カミュの『異邦人』、要するに小説だ。最初に長い文章を書いたのも、高校生時代に同人誌に発表した習作。言ってしまえば自己表現の手段として、私の中で文章は位置付けられていた。その尻尾を今でも引きずっているのかもしれない。

 窓の外の雨を眺めながら、ぼんやりと考えていると、今までの方法論をすべてぶち壊し、まったく新しい角度から問題を提起して、解決できるような気がしている。読んだ人が納得し、内側から変わるような、画期的な文章を綴れるような予感がする。

 正直に言って、その形は定かに見えない。単なるスキルやノウハウでなく、私の体験から得た成功法則でもなく、誰にとっても役立つ勝利の鉄則が、朧気ながら姿を現している。その輪郭が鮮明になるのは、もう少し時間を経て、熟した果実が落ちるのだろう。慌てたところで、成果を得られない。

 一つひとつの仕事と誠実に向かい合いながら、そのときが訪れるのを待つしかない。私の内部で集中力が高まり、爆発する時期を早めるには、たくさんの人と会い、刺激を受けて、触発される他はない。もう少し、もう少しで手が届く。雨音が静かに語りかけてくれる。
 

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コメント

コメントありがとうございます。
もう少し時間をかけて発表される予定のご著書とても楽しみにしています。
またブログ拝見させていただきます。

投稿: マチスケ | 2006年5月28日 (日) 14時55分

 マチスケさん、ありがとうございます。
 本を出すのはいつのことになることやら。
 試行錯誤を繰り返しながら、いいものをつくりたいと思っています。
 これからもよろしく。

投稿: 島田士郎 | 2006年5月28日 (日) 15時59分

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